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キングス ペイサーズ トレード
2022 2 10

キングス、トレードでサボニス獲得のため若手ホープのタイリース・ハリバートン放出

キングス, タイリース・ハリバートン, ペイサーズ 0

メディアやファンを含むNBA界隈を震撼させたサプライズ・トレードだ。

NBAでは現地8日、サクラメント・キングスとインディアナ・ペイサーズがお互いのロスター構成を大きく変えるトレードに合意。キングスは2年目ガードのタイリース・ハリバートンを放出し、ペイサーズからドマンタス・サボニスを獲得する。

トレード詳細

  • キングス獲得:ドマンタス・サボニス、ジャスティン・ホリデー、ジェレミー・ラム、2027年ドラフト2巡目指名権
  • ペイサーズ獲得:タイリース・ハリバートン、バディ・ヒールド、トリスタン・トンプソン

キングス??

https://twitter.com/SacramentoKings/status/1491249184841691136

キングスファンにとって寝耳に水のような一報だったであろう今回のトレード。ディアロン・フォックスのトレードを模索しているという噂は以前から出ていたが、まさかタイリース・ハリバートンが放出されるとは…。正直、キングスが何をしたいのか、どこを目指しているのか良く分からなくなった。

まず、今回のトレードにおけるキングスのプラス面を見てみよう:

  • オールスターのドマンタス・サボニス獲得
  • バディ・ヒールドのサラリーダンプに成功

最大の収穫はドマンタス・サボニス。今回のトレードのベスト・プレイヤーであり、キングスは2017年にデマーカス・カズンズを放出して以来初めてオールスター級の選手をロスターに加えることができた。

2021-22シーズンのサボニスは47試合で18.9得点、12.1リバウンド、5.0アシストを平均。今季リーグで、得点/リバウンドのダブルダブルをマークしつつ平均5アシスト以上を記録しているのは、サボニスの他にニコラ・ヨキッチとヤニス・アデトクンボの2選手しかいない。

25歳の若さながらすでに2度のオールスター選出を果たした実績を持ち、現行の契約内容も4年/7700万ドル(残り2年で2023-24がプレイヤーオプション)と非常にリーズナブルだ。

▼先月にはキャリアハイ42得点をマーク

最大の懸念はフィット面だ。

スクリーン&ロールやポストアップ、エルボーでのプレイメイクなど、ビッグマンとしてオールラウンドなスキルを持つサボニスだが、その一方でディフェンスとシュートレンジが弱点。ペイサーズでは、サボニスの短所を補えるストレッチ5のマイルズ・ターナーと4番5番のコンビを組んでいたが、それでもいまいち上手く機能しなかった。

今季キングスの先発センターであるリショーン・ホームズは典型的なリムランナー。ペイントエリアでボールを持たせてこそ活きるサボニスとの相性は微妙なところかも。

また今回のトレードでチームのベストシューター2人(ハリバートンとヒールド)を手放したことに加え、司令塔のディアロン・フォックスも外のシュートが苦手。今の布陣のままだと、サボニスの長所が半減してしまうことになりかねない。

現在キングスは15年連続でプレイオフ進出を逃している。今季も現地2月8日の時点で20勝36敗のウェスト13位と低迷中。ただ、プレイ・イン・トーナメント枠の10位(ペリカンズ、22勝32敗)からはわずか2ゲーム差で、ここから巻き返せる可能性は十分にある。

今回のトレードによりキングスはロスターの即戦力アップに成功できた思う。だが、そのための代償は極めて大きかった。

ハリバートン

https://twitter.com/SacramentoKings/status/1491284843832889344

キングスがサボニス獲得のために放出したタイリース・ハリバートンは、今季51試合で14.3得点、7.4アシスト、スリー成功率41.3%を平均。特にフォックスの負傷離脱によりオンボールの時間が跳ね上がった直近8試合では17.0得点/9.4アシストと、リーグトップクラスのPG的な活躍を見せていた。

ハリバートンは万能スキルを持ったパスファーストの長身ガード。高いシュート力とパスセンスを有し、どのチームでも即戦力になり得る貴重な若手選手。1月29日の76ers戦でキャリアベストの38得点をマークした他、キングスとして最後の試合になる2月5日のサンダー戦ではキャリアハイの17アシストを記録している。

21歳以下の選手が17アシスト以上を記録したのは、過去15シーズンのリーグでルカ・ドンチッチとトレイ・ヤング、ダリアス・ガーランドの3人しかいない。

▼17アシスト

キングスが今後のフランチャイズPGとして、ハリバートンではなくフォックスを選んだのは本当に驚き。そもそもチームがタンキングする理由は、ドラフトでハリバートン級のタレントを獲得するため。サボニス獲得のためとはいえ、個人的には安売りし過ぎたと思う。

キングスにとってのベストシナリオは、今季中にプレイオフ進出、もしくはタンキングを続けて今夏ドラフトでトップ3位指名を獲得すること。一方で最悪のシナリオは、今季を中途半端な順位で終えてドラフト順位を落とし、さらに2024年FAでサボニスとの再契約に失敗することだ。

参考記事:「NBA」

シアカムとイングラムが2021-22第16週のプレイヤーズ・オブ・ザ・ウィーク選出 サボニスがキングスデビュー戦で22得点ダブルダブル「最高の歓迎に鳥肌が立った」

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