【LAC-POR第4戦】ブレイザーズ勝利でシリーズ2-2のタイ、クリス・ポールは右手骨折
ポートランド・トレイルブレイザーズが現地25日、本拠地モーダ・センターで行なわれたロサンゼルス・クリッパーズとのプレーオフ第1ラウンド第4戦に98-84で快勝。ホームで2連勝を飾り、シリーズを2勝2敗のタイに持ち込んだ。
アミヌがキャリアハイ
この日のブレイザーズは、ロールプレーヤーたちが大活躍。特にフォワードのアル・ファルーク・アミヌは、第1Qの序盤と第4Qのクラッチタイムにステップアップして連続でフィールドゴールを決め、自己キャリアベストの30得点(スリー6本)、10リバウンド、3ブロックを記録した。
他には、モーリス・ハークレスとアレン・クラブがそれぞれ12得点をマーク。プレーメイキングやディフェンスで貢献したメイソン・プラムリーは、14リバウンド、10アシスト、3ブロックをあげている。
▼アミヌ、30得点
またブレイザーズは、今季MIPを受賞したC.J.マッカラムが19得点を獲得。FG14本中5本(26.7%)の12得点に終わったデイミアン・リラードは、ペリメーターでダブルチームを引きつけてパスをさばき、チームメイトが攻めやすくなる状況を作るなど、シューティングがやや不調だったもののエースとしての仕事をこなした。
CP3が負傷
もうやめてくれ…。ステファン・カリーが足を負傷したかと思えば、25日のLAC-POR戦では、クリス・ポールが第3Qの中盤に右手を骨折。ウェスタンカンファレンスのトッププレーヤー2人が戦線離脱することとなってしまった。
クリッパーズの発表によると、CP3は最初の検査で第三中手骨の骨折と診断された模様。26日に予定している再検査でさらなる怪我の詳細が明らかになるが、ESPNによれば、今のところチームは手術が必要だろうとの見方を示しているらしく、もしそうなった場合は3週間~6週間の欠場が見込まれるという。
「クリスはひどく落ち込んでいる。プレーオフに戻ってくるため、彼は1年を通して努力してきた。それがこんなことになるとは…。彼はとても感情豊かな人間なんだ」
– ドック・リバースHC
また同じ試合でクリッパーズは、ブレイク・グリフィンが左足大腿四頭筋の負傷により第4Q中盤でチェックアウト。さらにJ.J.レディックも踵の不調を訴えている。ドック・リバースHCは試合後、グリフィンの第5戦出場について「50-50」だとした。
シリーズ2勝2敗でかなりの苦境に立たされることとなったクリッパーズ。第5戦は現地27日にステイプルズ・センターで行われる。
「ヘッドコーチとしての私の仕事は、何とかチームの士気を高めて、第5戦への準備を整えることだ。恐らくこのリーグでクリス・ポールに代わる選手はいないだろう。当然、我々のチームにもその役割を担える者はいない。チームとして、全員で協力しなければならない」
– ドック・リバースHC
ボックススコア:「NBA」