ミルウォーキー・バックスが球団史上3度目のNBAファイナル進出へ
ミルウォーキー・バックスが現地7月3日、敵地ステートファーム・アリーナで行われたアトランタ・ホークスとのイースト決勝第6戦に118-107で勝利。シリーズを4勝2敗で勝ち抜き、2021年イースタンカンファレンスの王者となった。
バックスがNBAファイナルに進出するのは1974年以来27年ぶり、球団史上3度目となる。
▼Bucks In Six!!
ハーフタイムの時点で47-43の接戦となっていたバックスとホークスのシリーズ第6戦。引き続きヤニス・アデトクンボ抜きで試合に臨んでいたバックスは、後半に入ってからクリス・ミドルトンが大爆発し、ゲームの流れを一気に引き寄せる。
この日のミドルトンは、41分の出場でゲーム最多の32得点/7アシストをマーク。第3Qでは完全にゾーン状態に入り、FG12本中8本成功からピリオド23得点をあげた。
「チームメイトやコーチたちがアグレッシブに攻め続けろと言ってくれた。最高だ。ここにいる一人一人が日々努力してきた。全員が準備を怠らず、全員が集中力を維持し続けた。そして全員がお互いのためにプレイする。これ以上求めるものはないよ」
– クリス・ミドルトン
バックスはミドルトンの他、ドリュー・ホリデーが22得点/9アシスト、ブルック・ロペスとパット・コナートンがそれぞれ13得点で勝利に貢献した。
▼深夜にもかかわらず、多くのバックスファンがミルウォーキーの空港に集い、チームの凱旋を出迎えた
敗れたホークスは、キャム・レディッシュがベンチからチームハイ21得点、ボグダン・ボグダノビッチが20得点で奮闘。この日はエースのトレイ・ヤングが復帰したが、明らかに100%のコンディションではなく、FG17本中わずか4本成功の14得点に終わっている。
今季がキャリア初のプレイオフだったヤングは、16試合の出場で28.8得点、9.5アシストを平均。ESPNによると、1ポストシーズン(10試合以上出場)に平均25得点/9アシスト以上を記録したのは2018年のレブロン・ジェームズ以来初で、史上6人目の快挙だという。
誰もが予想だにしなかった大躍進を遂げ、カンファレンス決勝の第6戦まで残った2020-21シーズンのホークス。ここからヤングを中心にどんなチームへと成長するのか、来季以降が楽しみだ。
バックスvsサンズの2021年NBAファイナルは現地6月6日から開幕。第1戦はフェニックスで行われる。ヤニス・アデトクンボが初戦に間に合うかどうかは、今のところ不明。
ボックススコア:「NBA」