【第2戦】バックスが記録的なシューティングでヒートを破壊、シリーズ2勝0敗へ
ミルウォーキー・バックスが現地24日、本拠地ファイサーブ・フォーラムで行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンスファーストラウンド第2戦に132-98で圧勝。シリーズを2勝0敗とした。
オーバータイムに及んだ第1戦とは完全に真逆の展開となったシリーズ第2戦。前の試合ではスリー31本中わずか5本の成功に終わったバックスだったが、この日は序盤から外のシュートが絶好調。
バックスは前半だけで15本のスリーを沈めて主導権を握り、ハーフタイムで78-51の27点リードを奪取。後半に入ってもヒートに反撃のチャンスを与えることなく、25点差以上を維持したまま余裕の勝利を収めた。
バックスは最終的に球団プレイオフ新記録となる22本の3ポイントショットに成功。ブリン・フォーブスが9本中6本、パット・カナトンが9本中5本と、セカンドユニットのシューティングが大爆発した。
特にフォーブスは、最初のピリオドだけで4本のスリーを沈め、第2戦バックスオフェンスの起爆剤として勝利に貢献。20分の出場で自己プレイオフ最多の22得点をあげている。
第2戦でのバックスはフォーブスの他、ヤニス・アデトクンボが31得点/13リバウンド、ドリュー・ホリデーが11得点/15アシストで活躍。第1戦でゲームウイナーを決めたクリス・ミドルトンは、スリー3本中3本成功から17得点を記録した。
なおESPNによると、前半における15本のスリー成功は、NBAプレイオフ史上で2番目の記録だという。
一方で2連敗を喫したヒートは、ゴラン・ドラギッチがチームハイ19得点、バム・アデバヨが16得点をマーク。バックスにスリーのフランチャイズ記録樹立を許してしまった他、リバウンド争いでも36-61で大きく競り負けた。
同シリーズでのヒートは、特にエースのジミー・バトラーが2試合でFG成功率25%と絶不調。第3戦は、現地27日にヒート本拠地のアメリカン・エアラインズ・アリーナで行われる。ここからヒートが巻き返すには、バトラーの復調が不可欠だ。
ボックススコア:「NBA」