アデトクンボとミドルトンの活躍でバックスがネッツからシリーズ初白星
ミルウォーキー・バックスが現地10日、本拠地ファイサーブ・フォーラムで行われたブルックリン・ネッツとのイースト準決勝第3戦に86-83で辛勝。ネッツから初白星をあげ、シリーズを1勝2敗とした。
両チームとも外のシュートが不振で、最終スコアがそれぞれ90点に届かない泥臭い試合となったバックスとネッツのシリーズ第3戦。まずバックスが第1Qを30-11の大差で上回るが、対するネッツは第2Qを31-15でアウトスコアして反撃。3点差で試合を折り返すと、後半は終始1~2ゴール差を争う大接戦となる。
▼第3Q中盤にはデュラントとPJ・タッカーが一触即発でダブルテクニカルをコールされる場面も
さらに同点で迎えた第4Q残り6分からは、76-76でスコアが動かないまま3分半以上が経過。
残り時間1分30秒にはケビン・デュラントの3連続ショットでネッツが3点リードを奪取するが、バックスはクリス・ミドルトンのレイアップですぐに1点差に迫ると、残り11秒にドリュー・ホリデーがトランジションで逆転のレイアップをねじ込んで勝利を決めた。
▼ホリデーの決勝プレイ
シリーズ初勝利をあげたバックスは、ミドルトンが35得点/15リバウンド、ヤニス・アデトクンボが33得点/14リバウンドと、スター2人が負けられない試合でステップアップ。2人だけでチーム合計得点の79.1%(86点中68点)をあげている。
敗れたネッツは、デュラントが30得点、カイリー・アービングが22得点、ブルース・ブラウンが16得点で奮闘。この日の試合では、バックスがスリー32本中8本(25%)、ネッツが31本中6本(19.4%)と、両チームともショットのリズムを掴めなかった。
バックスとネッツのシリーズ第4戦は、現地13日にミルウォーキーで行われる。
FTバイオレーション、再び
この日の試合では、ヤニス・アデトクンボがフリースローの10秒バイオレーションをコールされた。今季ポストシーズンに入ってから2度目だ。
アデトクンボのフリースローは毎回10秒過ぎている気がするが、実際にバイオレーションがコールされるかどうかは審判のさじ加減らしい。
ボックススコア:「NBA」