カリーが左ひざの負傷で最低3週間の離脱へ
100%の状態のゴールデンステイト・ウォリアーズを再び見れるのは、プレイオフの第2ラウンド~カンファレンスファイナルあたりになるかもしれない。
ウォリアーズは現地24日、ステフィン・カリーがひざの怪我によりチームをしばらく離れることを発表。MRI検査で左ひざの内側側副靭帯損傷と診断され、ちょうど2018年プレイオフが始まる3週間後に再検査を予定しているという。
カリーが負傷したのは、現地23日にオラクル・アリーナで行われたアトランタ・ホークス戦の後半。この日は足首の捻挫から復帰した最初の試合で、25分間の出場で29得点と好調だったが、第3Q終盤での守備で不運にも転倒したジャベール・マギーと接触してひざを痛めた。
負傷した後、苦痛で足を引きずりながらも、不安そうにするマギーのところへすぐに駆け寄って、「心配するな」とハイタッチしにいったカリーがとても印象的だ。
足首の怪我に何度も悩まされた今季のカリーは52試合で26.4得点、6.1アシスト、5.1リバウンドを平均。シューティングスプリットはFG成功率49.5%、3P成功率42.3%、フリースロー成功率92.1%と極めて優秀な数字を記録している。
なおカリーは、満票MVPを獲得した2016-17にもプレイオフ第1ラウンドで右ひざの内側側副靭帯を痛め(グレード1)、その時は15日間の休息の後に復帰したが、ファイナルになっても100%のパフォーマンスを取り戻すことができなかった。また昨季に今回のカリーと同じグレード2の内側側副靭帯損傷を負ったケビン・デュラントは、6週間チームを離脱している。
今季プレイオフは現地4月14日に開幕。カンファレンスセミファイナルまで~5週間、カンファレンスファイナルまで~7週間ある。ウォリアーズはエース不在でも最初の2ラウンドを十分に勝ち上がれるチームなので、カリーには復帰を焦らずにじっくりと休んでほしい。
参考記事:「NBA」