デマーカス・カズンズが1年契約でレイカーズへ
1年ほどで崩壊してしまったペリカンズのツインタワーがLAで再結成だ。
ロサンゼルス・レイカーズが現地6日、センターのデマーカス・カズンズと契約を結んだことを発表。契約内容はチームから明かされていないが、ESPNによると、1年/350万ドルのミニマムサラリーだという。
昨年オフに1年530万ドルの契約でゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍してリーグを驚かせたカズンズは、昨シーズン1月にアキレス腱断裂から復帰し、30試合で16.3得点、8.2リバウンドを平均。
長期のブランクでなかなか以前のプレイを取り戻せないながらも、プレイオフに向けて着々と調子を上げていったが、ファーストラウンド第2戦で左大腿四頭筋断裂の怪我を負い再び戦線離脱。ラプターズとのNBAファイナル第1戦で復帰し、満身創痍のチームで奮闘するが、デュラントの穴を埋めるようなパフォーマンスを見せることはできなかった。
ほんの2年前はNBAトップクラスの得点力を誇るオールスター常連センターだったカズンズだが、度重なる怪我によりキャリアに大ブレーキだかかり、今年も長期契約を獲得することができず。大腿四頭筋断裂からのリハビリ中には、このままバスケを続けるべきか真剣に悩んだこともあったらしい。
「諦めようとしていたよ。タオルを投げるつもりだった。人の性だと思うけど、最初は『なぜ?どうして俺なんだ?』『なぜ今なんだ?俺が何か悪いことをしたのか?』『どうして俺がこんな目に遭うんだ?』、そんな風に考えてしまった」
– デマーカス・カズンズ
レブロン・ジェイムスとアンソニー・デイビスがリードするレイカーズでカズンズがどんな役割を任されるかは分からないが(恐らくベンチスタート?)、来季こそは怪我のないシーズンを送ってほしい。
レイカーズのFA
なお同日には、先月に合意に達していたペリカンズとのトレードがようやく成立し、アンソニー・デイビスが正式にレイカーズの一員に。デイビス獲得で若手コアの大部分を放出し、がら空きになっていたレイカーズのロスターがようやく形になってきた。
この日のレイカーズはカズンズの他にも、ラジョン・ロンド、アレックス・カルーソと再契約。また前日には、ジャベール・マギー、ケンタビアス・コールドウェル・ポープと再契約で合意し、ダニー・グリーンとクイン・クックの2選手をFAで獲得している。
現時点での来季レイカーズのロスターデプスは:
- PG:ラジョン・ロンド、クイン・クック、アレックス・カルーソー
- SG:ダニー・グリーン、KCP、トロイ・ダニエルズ
- SF:レブロン・ジェイムス
- PF:カイル・クーズマ、ジャレッド・ダドリー
- C:アンソニー・デイビス、デマーカス・カズンズ、ジャベール・マギー
https://twitter.com/KingJames/status/1147721960693985283
カワイ・レナードとの契約交渉でキャップスペース的に身動きが取れず、多くのFAたちを見過ごすこととなったレイカーズだが、ダニー・グリーンとカズンズを獲得できたのは大きい。ただレブロンの他に、もう1人ハーフコートでドリブルからオフェンスを回せるショットクリエイターが欲しいところだ。
参考記事:「ESPN」