フランク・ボーゲルがレイカーズの新ヘッドコーチ就任へ
ロサンゼルス・レイカーズの新HC探しが思ったよりも早く決着した。
NBAでは現地11日、インディアナ・ペイサーズのヘッドコーチを務めたフランク・ボーゲルがレイカーズとのHC契約に合意した模様。チームからの正式な発表はまだだが、ESPNのAdrian Wojnarowski記者によれば契約期間は3年だという。
またESPNによると、同日にはジェイソン・キッドがレイカーズのアシスタントコーチ就任に合意したとのことだ。
2011年にペイサーズのアシスタントコーチからHCに昇格したボーゲルは、2016年までの5シーズンで球団の歴代ヘッドコーチ最多勝利数となる250勝(181敗)を記録。ボーゲル指揮下のペイサーズは、2013年と2014年に2年連続でイーストファイナル進出を果たし、当時のリーグ王者だったビッグスリーのマイアミ・ヒートと激戦を繰り広げた。
その後ボーゲルは2016年のオフシーズンにオーランド・マジックのヘッドコーチに就任するも、チームの成績がまったく伸びず、在任期間わずか2年で解雇されている。
来季からボーゲルの補佐役となるキッドは、2014年から2018年の約3シーズン半でミルウォーキー・バックスのヘッドコーチを務め、通算成績で139勝152敗を記録。試合中の戦略がやや奇抜だったため、インゲームでの指揮力を疑問視する声が多いものの、その一方で選手育成の面では評価が高い。
キッドのコーチングキャリアにおける最大の功績は、ヤニス・アデトクンボの資質を見抜き、“ポイント・フォワード”として開花させたことだろう。キッドが2018年1月にバックスから解雇された際、アデトクンボは「僕がNBAで成功できたのは彼の存在が大きい」とコメントしている。
キッドのレイカーズ加入は、ロンゾ・ボールの成長にも好影響を与えるはず。
参考記事:「ESPN」