もし飛行機で後ろにハシーム・サビートが座っていたらリクライニングしないであげて
エコノミークラスの席はとても狭くて窮屈だ。長いフライトでずっとシートを倒されたりしたらたまったもんじゃない。普通の体格の人間でも苦痛に感じるのだから、身長220cmを超える大男にしてみれば、空の旅はまさに悪夢だろう。
以下は、米スポーツサイト「DeadSpin」に投稿された写真。撮影者は8月某日のフィラデルフィア行きのフライトで、NBAプレーヤーのハシーム・サビートと偶然乗り合わせたらしい。
サビートの身長は221cm。現リーグで最も背の高い選手とされている。その巨体にエコノミークラスのシートは小さすぎるようで、まったく収まり切れていない。その上、シートを全開に倒されてとても窮屈そうだ。
撮影者によると、サビートはフライト中に不満を漏らすことなく、熱心にバスケテープを見ながらメモを取っていたという。
公共の乗り物でシートを倒す行為は、悪いことでもなければマナー違反でもない(ちゃんと後ろの人に声をかければ)。ただ、ここまでがっつりと押し込められているのを見ると、少しかわいそうになる。NBA選手なんだからファーストクラスに乗れよとも思うが、本人にも何かしらの事情があったのだろう。
サビートは現地26日、オクラホマシティ・サンダーからフィラデルフィア・セブンティシクサーズへとトレード放出された。ラグジュアリー・タックスを回避するためのトレードとみられており、シクサーズはすぐにサビートをウェイブすることが予想される。
ソース:「Dead Spin」