ジェイムス・ハーデンがシーディングゲーム初戦で49得点!
世界的パンデミックによる特殊状況下でのブレイク期間を経ても、ジェイムス・ハーデンの支配力はまったく衰えていなかった。
ヒューストン・ロケッツは現地7月31日、シーズン再開初戦で同州ライバルのダラス・マーベリックスと対戦し、OTの末に153-149で勝利。エースのハーデンが、シーズン再開後でリーグ最多となる49得点を獲得した。
この日のハーデンは完璧な立ち上がりを見せ、第1QにFG6本中6本成功からピリオド23得点をマーク。ゲーム中盤は徹底的なダブルチームを受けて、スコアリングが失速していたが、第4Q以降の終盤は疲弊気味だったマブスのインサイド守備をトランジションで果敢に攻めて得点を積み上げた。
最終的にハーデンは、49得点に加えて9リバウンド、8アシスト、3スティール、3ブロックをマークしている。
ロケッツはハーデンの他、ラッセル・ウェストブルックが31得点/11リバウンドのダブルダブルを記録。ロケッツは第4Q残り45秒で7点ビハインドという絶対絶命の状況に陥っていたが、そこから奇跡的なカムバックで延長戦に持ち込んで勝利を得た。
▼第4Q終了間際にロバート・コビントンが超ファインプレイ。ハーデンがフリースローをミスした際に、ボックスアウトを掻い潜って逆サイドに回り込み、同点のプットバックをねじ込む
ドンチッチはTD達成もファウルアウト
敗北したマブスは、クリスタプス・ポルジンギスが39得点/16リバウンドをマーク。シーズン中断中にチームに加入したトレイ・バークが、ベンチから8本のスリーを決めて31得点を獲得した。
マブスエースのルカ・ドンチッチは28得点、13リバウンド、10アシストでトリプルダブルを達成するも、OTに6ファウルで退場。最初の3ピリオドでは支配的なパフォーマンスを見せたが、第4Q以降はスタミナ切れもあったのか、ロケッツのセミ・ダブルチームに苦戦を強いられていた印象だ。
▼シーズン15回目のトリプルダブル
ボックススコア:「NBA」