ジャベール・マギーとケルドン・ジョンソンが東京五輪のアメリカ代表入りへ
チームUSAは現地16日、代表チームを離脱したブラッドリー・ビールとケビン・ラブの代わりを務める選手2名を正式に発表。サンアントニオ・スパーズのケルドン・ジョンソンと、デンバー・ナゲッツのジャベール・マギーが東京オリンピックに参戦することが確定した。
チームUSA2021の先発SGだったビールは、コロナウイルスの安全衛星プロトコルに入ったことにより、ロスターから外れることが現地15日に決定。またラブは、コンディションが万全でないことを理由に代表チームからの辞退を発表したばかりだった。
マギーとジョンソンは2人とも今回がオリンピック初出場。ジョンソンはセレクトチームの一員として、ラスベガスでの事前合宿に参加している。
昨季がプロ2年目だった2019年ドラフト29位指名のジョンソンは、69試合中67試合に先発出場し12.8得点、6.0リバウンド、1.3アシストを平均。3月のキャブス戦では、23得点とキャリア最多21リバウンドをマークし、スパーズとして2013年12月のティム・ダンカン以来約7年ぶりとなる20得点/20リバウンドのダブルダブルを達成した。
シーズン途中で古巣ナゲッツへとトレード移籍したマギーは、昨季46試合で7.3得点、5.2リバウンド、1.2ブロックを平均。ジョンソンとマギーは、スター揃いのチームUSAでどれだけプレイタイムを稼ぐことができるだろうか?仮に、ほとんど出場機会がなかったとしても、ジョンソンにとっては今後の成長に大きなプラスとなるはずだ。
タレントレベルでは世界ダントツトップのアメリカ代表だが、エキシビジョンゲーム最初の2試合に敗れるなど、チームとしてはまだ修正すべき点がいくつかある。そんな中、トーナメント開幕の10日前にロスターが入れ替わるというのは好ましい状況じゃない。
しかもNBAファイナルに出場中のデビン・ブッカー、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーの3選手は、まだ1度もチーム練習に参加できていない状態。オリンピック4連覇への道は、想像よりも難しいものになるかもしれない。
アメリカ代表は、現地18日にラスベガスでスペイン代表と親善試合を対戦。その後、来週初めに東京入りする予定だ。
参考記事:「ESPN」