DPOYゴベア不在のジャズが4連敗、イングルスは今季3度目の退場処分に
開幕最初の2カ月半でリーグトップの+/-を記録していたユタ・ジャズが、安全衛生プロトコルによるルディ・ゴベアの離脱から大失速している。
現地1月12日、ジャズは本拠地ビビント・アリーナで行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦に91-111で惨敗。2020年2月以来2シーズンぶりとなる4連敗を喫し、ウェスト4位に転落した。
ゴベアに加え、ハッサン・ホワイトサイドとユドカ・アズブーキー、ルディ・ゲイが安全衛生プロトコル入りのため欠場し、ビッグマンのローテーションがほぼ全滅だったこの日のジャズ。本来スモールフォワードのロイス・オニールがセンターとして先発出場せざるを得ないという苦しい状況の中、前半にジョー・イングルスが退場処分となり、戦力不足に追い打ちがかかる。
イングルスは試合開始直後からなぜかイライラがマックスだった様子で、第1Q残り8分40秒にはジャレット・アレンに肘を放って1つ目のテクニカルファウル。その後も審判に文句をぶつけ続け、第2Q中盤のタイムアウト中に2つ目のテクニカルがコールされた。イングルスが退場処分となるのは、今季に入ってからこれで3度目だ。
▼1つ目のテクニカルファウル
対するキャブスは、スリービッグの布陣でアンダーサイズのジャズラインアップを圧倒。ペイントエリア得点で60-36、リバウンド数で50-32と、インサイドを完全に支配した。
レブロン退団後で初TD
シーズン24勝18敗としたキャブスは、ダリウス・ガーランドが11得点、15アシスト、10リバウンドをマーク。キャブスの選手がトリプルダブルを記録したのは、2018年4月のレブロン・ジェームズ以来4シーズンぶりとなる。
▼キャリア初のトリプルダブル
ガーランドの他には、ラマー・スティーブンスがキャリアハイ23得点、ラウリ・マルカネンが20得点、ケビン・ラブがベンチから16得点をマークして勝利に貢献。新人のエバン・モーブリーは15得点、10リバウンド、7アシスト(自己最多)でオールラウンドに活躍した。リッキー・ルビオの残りシーズン離脱により、一気に低迷するかに思われた今季キャブスだが、年明けからの6試合で4勝2敗と持ち直している。
敗れたジャズは、昨季シックスマン賞のジョーダン・クラークソンがチームハイ22得点、エリック・パスカルが18得点を記録した。
そろそろゴベアがプロトコルから復帰する見込みのジャズだが、1月の残りスケジュールはかなりハード。9試合中6試合がロードゲームとなっている。
次の2試合はナゲッツとレイカーズで、どちらもアウェイ戦。その後ホームでロケッツ/ピストンズを迎え撃つボーナスステージを経て、1月23日からウォリアーズ→サンズ→サンズ→グリズリーズと、ウェスト上位チームとの対戦が続く。
ボックススコア:「NBA」