ジョエル・エンビード、76ersとマックス延長契約へ
フィラデルフィア・76ersが大きな賭けに出た。
ESPNのAdrian Wojnarowski記者によると、センターのジョエル・エンビードが現地9日にシクサーズとの延長契約に合意。契約内容は5年/1億4800万ドルのルーキー・スケール・マックスで、さらにもしエンビードが今季にオールNBAチームもしくはMVPに選出された場合、3000万ドルが上乗せされるという(総額で1億7800万ドル)。
▼エンビード自身も契約を報告
エンビードほどのポテンシャルを持った選手は滅多に現れないので、何としても繋ぎ止めておくのは当然だが、今回の延長契約はシクサーズにとってそれなりのリスクがある。エンビードはドラフト前から足の怪我に悩まされ続けており、2014年から3シーズンでわずか31試合にしか出場していない(最初の2シーズンは全休)。
ただ実際にプレイした時のインパクトは絶大で、ルーキーシーズンとなった2016-17シーズンは、平均25.4分の出場で20.2得点、7.8リバウンド、2.5ブロックをマーク。昨季のシクサーズは、エンビードがフロアにいない時間帯(3180分)に平均得失点差(+/-)で-6.5点を記録したが、エンビードがオンコートの時間帯(786分)では+2.2点とプレーオフチーム並みの数字を残している。
▼キャリアハイ33得点
ESPNによると、エンビードの延長契約には、怪我で長期離脱になった場合に適用されるサラリーキャップ保護など、複数の条項が含まれることになる模様。ESPNのZach Lowe記者は今回の契約について、「恐らくNBA史上で最も複雑な契約」だとしている。
なおエンビードの2018-19シーズンのサラリーは、センターポジションの中でハッサン・ホワイトサイド、アンドレ・ドラモンドに次いで3番目に高額な2530万ドルとなる。
参考記事:「ESPN」