デュラントがネッツデビュー、18カ月ぶりの公式戦復帰で22得点
現地12月22日、NBAでは2020-21レギュラーシーズンが開幕。第1試合目では、ブルックリン・ネッツが本拠地バークレイズ・センターでゴールデンステイト・ウォリアーズを迎え撃ち、125-99の快勝を収めた。
ESPNによると、ネッツがシーズン開幕戦に勝利したのは、2012年以来初で8年ぶりだという。
この日の試合では、2019NBAファイナルでアキレス腱断裂の重傷を負ったケビン・デュラントが公式戦復帰。移籍から18カ月、ついにネッツデビューを飾った。しかも対戦相手は、古巣ウォリアーズだ。
▼試合前のKDとステフ
PFとして先発出場したデュラントは、試合開始1分に十八番であるトップ・オブ・ザ・キーからのヘジテーション・プルアップで移籍後初得点をあげると、その後も3点プレイのミドルレンジやベースラインドライブからのダンクなど、序盤からファインプレイを連発。
長期間のブランクをほとんど感じさせないKDらしい力強くしなやかなパフォーマンスを披露し、第3Qまでの25分の出場で22得点をマークした。
▼KDのネッツデビュー
シーズン初戦を20点差以上の圧勝で制する好スタートを切ったネッツは、デュラントの他、カイリー・アービングがゲーム最多の26得点で大活躍。
特に試合序盤はデュラントと共に無双状態で、第1Qには2人だけでウォリアーズのピリオド得点を上回る27点をあげている。
初戦を見る限り、KD復帰後のネッツは、スターデュオの“ツーマン・チーム”というわけではなく、思ったよりもバランスが取れている印象だ。
シックスマンのキャリス・レバートは、20得点、9リバウンド、5アシストのオールラウンドゲームで、セカンドユニットのオフェンスを牽引。今オフに4年/7500万ドルの大型契約を獲得したジョー・ハリスは10得点を記録した。
ワイズマンのNBAデビュー
一方で、昨季と同様に開幕戦を大差で落としたウォリアーズは、ステフィン・カリーがチームハイの20得点、10アシストでダブルダブルを達成。ただFG成功率は21本中7本(スリー10本中2本)とやや不発気味だった。
他には、NBAデビュー戦だった2020ドラフト2位指名のジェイムズ・ワイズマンが19得点、6リバウンドで奮闘。
コロナウイルス感染により、今季トレーニングキャンプやプレシーズンゲームに参加できないまま、レギュラーシーズン開幕戦に臨むこととなった19歳新人のワイズマン。
そんな厳しい状況の中、ピック&ロールからの力強いフィニッシュに、ロングツーやスリーを積極的に打って決めるシュートレンジなど、プロ1戦目からポテンシャルの高さを存分に披露した。
ボックススコア:「NBA」