2015サマーリーグMVPはスパーズのカイル・アンダーソン
サンアントニオ・スパーズのカイル・アンダーソンが現地19日、NBAサマーリーグ2015のMVPに選出された。
アンダーソンは今年のラスベガスサマーリーグ6試合出場で、平均22得点、5.8リバウンド、1.3スティールを記録。チームを5勝1敗の成績でトーナメント決勝へと導いた。サマーリーグでスパーズの指揮をとったベッキー・ハモン・アシスタントコーチも、アンダーソンの成長とパフォーマンスに満足しているようだ。
「この夏は、アンダーソンがジムで練習に打ち込んでいる姿をたくさん見かけた。彼は(サマーリーグに参加した選手たちの中で)最も良くチームのシステムを理解している。彼に対してコーチたちが告げたことや求めていることをちゃんと理解し、見事にステップアップした」
– ベッキー・ハモン
▼アンダーソン、ネッツ戦25得点
2014年ドラフトでスパーズから全体30位指名を受けたアンダーソンは、昨季33試合に出場し、平均2.2得点、2.2リバウンドを記録。1試合平均10.8分と出場時間が短かったため、ルーキーシーズンはあまり活躍の機会がなかったが、Dリーグでの31試合では20.6得点、8.5リバウンド、4.6アシスト、1.9スティール、1.4ブロック、FG成功率44.1%をマークしている。
「スローモー」と呼ばれるだけあってクイックネスこそはないものの、アンダーソンは身長206cmでサイズがあり、ドリブルやパスが上手い。さらに外からのシュートやトリッキーなフローターも打てるオールラウンドな長身ウィングプレーヤーだ。
プレースタイルはボリス・ディアウと比較されることが多いが、ポンプフェイクからのクリエイトスペースなどは少しポール・ピアースを思い起こさせる。
▼スローなワンマン速攻
アンダーソンがこのペースで成長していけば、カワイ・レナードのバックアップとしてコンスタントに活躍できる日もそう遠くないかもしれない。
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2015年のオールNBAサマーリーグファーストチームには次の5選手が選ばれている:
カイル・アンダーソン(スパーズ)、セス・カリー(ペリカンズ)、ダグ・マクダーモット(ブルズ)、ノーマン・パウエル(ラプターズ)、TJ・ウォーレン(サンズ)
Image via YouTube/NBA
参考記事:「NBA」