カイル・ラウリー、FAでマイアミ・ヒートを選んだ理由は「優勝を目指すため」
2012年から9シーズン所属したトロント・ラプターズを離れる決断をした今夏のカイル・ラウリー。ダラス・マーベリックやニューオリンズ・ペリカンズをはじめ複数のチームから誘いを受けていたそうだが、最終的に選んだのは2020年イースタンカンファレンス王者のマイアミ・ヒートだった。
ラウリーは先週、CJ・マッカラムのポッドキャスト番組『Pull Up』に出演し、FAでヒート移籍を選んだ理由について言及。「優勝を狙えるかどうか」が最も大きな判断材料になったという。
「僕にとっては『優勝』こそがすべて。マイアミへの移籍を選ぶ上で、彼らが同じところを目指していると感じた。それからヒートには親友のジミー・バトラーもいる。ヒートのやりたいことは僕と同じだと感じたんだ」
「すべてはチャンピオンになるため。優勝を目指さないのなら、一体何のためにプレイするのか?『どのチームに行けば最も優勝に近づけるか』、今夏FAにおける僕の思考プロセスはそれだけだった」
ジミー・バトラーとラウリーが大親友というのは有名な話。バトラーはラウリーの娘の名付け親でもある。
ラウリーはラプターズでの9シーズンで17.5得点、7.1アシストを平均。2019年のプレイオフではチームリーダーとして初優勝に大貢献した。
「Mr. Raptor」と呼ぶにふさわしい選手であり、在籍した9シーズン中に通算アシストとスティール、スリー成功数、トリプルダブル数でラプターズの球団最多記録を樹立。今夏にラウリーの退団が決まるや否や、ラプターズのラリー・タネンバウム会長はラウリーの背番号「7」を球団史上初の永久欠番にすることを表明している。
▼ラウリーのラプターズハイライト
またラウリーはマッカラムのポッドキャストで、ラプターズ退団を決意した理由についても明かしている。
「今夏FAを迎える上で、ラプターズがどの方向に進もうとしているのかは明白だった。彼らはタンキングをしようとしているわけではないが、若手選手たちに手綱を握らせようとしているのは明らかだった」
Via:「Pull Up with CJ McCollum」