2020ファイナル第2戦:レイカーズが再び快勝でシリーズ2-0のリード
ロサンゼルス・レイカーズが現地10月2日、2020NBAファイナルの第2戦でマイアミ・ヒートを124-114で撃破。第1戦に続いて再び快勝を収め、シリーズを2勝0敗とした。
この日の第2戦では、ヒート主力のバム・アデバヨとゴラン・ドラギッチが負傷欠場。大幅に戦力低下したヒートに対し、レイカーズは気を緩めることなく相手の弱点を攻めまくり、終始ゲームをコントロールする。
第1Q中盤に奪ったリードを最後まで維持したレイカーズは、レブロン・ジェイムスがゲーム最多の33得点、9リバウンド、9アシストでオフェンスを牽引。
第2戦でのレイカーズは、ペイントエリア得点で56対46、リバウンド数で44対37と、引き続きサイズとパワーでヒートを圧倒。
ヒート守備の要であるアデバヨのいないゾーンディフェンスを中央から突破し、レイアップやフローター、コーナーへのキックアウトなど、あらゆる角度から徹底的に破壊した。
また同日のレイカーズは、チーム合計で47本の3ポイントショットを試投(16本に成功)。これはNBAファイナルにおける新記録となる。
デイビス、ヤバすぎた
第2戦ではレブロンの活躍以上に、アンソニー・デイビスのパフォーマンスが言葉で表せないほど神懸っていたと思う。
この日のデイビスは、39分の出場で20本中15本のフィールドゴールを成功させ、31得点/14リバウンドのダブルダブルをマーク。14リバウンド中8本がオフェンスリバウンドだ。
特に第3Qでのプレイが凄まじく、FG8本中7本成功からピリオド15得点を獲得。ピリオド序盤にロングツーやスリーを連続で沈めると、ヒートがゾーンに切り替えてからは、オフェンスリバウンドからプットバックをねじ込みまり、サイズで劣るヒートのインサイドを蹂躙した。
アデバヨがいないヒートのラインアップでは、誰をデイビスにぶつけてもミスマッチになってしまう。またこの日のデイビスは守備でも相変わらず大活躍し、終盤にはジミー・バトラーのガードを任される場面もあった。
NBAファイナルの試合で、ビッグマンがこれほど支配的なパフォーマンスを見せたのは、いつぶりだろう?もしかすると、2000年代前半のシャキール・オニールやティム・ダンカン以来かもしれない。
一方で2連敗となったヒートは、ジミー・バトラーが25得点、13アシスト、8リバウンドと、あと一歩でトリプルダブルの活躍。ケリー・オリニクが24得点、9リバウンドでベンチから奮闘し、ずっとレイカーズに主導権を握られながらも最後まで食い下がった。
ヒートはフリースロー数34-17でレイカーズを大きく上回った他、チーム全体でシュート成功率50-40-90を記録。第4Qを除いてオフェンスはとても良かったが、守備面でアデバヨ不在が大きく響いた印象だ。
ボックススコア:「NBA」