2011年ヒートの快挙: ビッグ3が同時に30得点/10リバウンド以上を記録した試合
極めて稀な快挙ながら、あまり語られることのない記録的な試合。
マイアミ・ヒートのビッグスリーが結成された2010-11シーズン、ヒートは2011年3月27日に行われたヒューストン・ロケッツ戦で、レブロン・ジェイムス、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュの3選手がそれぞれ30得点/10リバウンド以上のダブルダブルを獲得した。
同試合では、レブロンが33得点/10リバウンド/7アシスト、ウェイドが30得点/11リバウンド/5アシスト、ボッシュが31得点/12リバウンド/3アシストをマーク。まさにビッグスリーと呼ぶにふさわしいパフォーマンスだ。
▼ゲームハイライト
同じチームのトリオがレギュレーションでそれぞれ30/10ゲームを記録したのは約50年ぶり。1961年シンシナティ・ロイヤルズ(現サクラメント・キングス)のオスカー・ロバートソン、ジャック・トゥィマン、ウェイン・エンブリー以来初の出来事だった。
延長戦の試合も含めると、1997-98シーズンにポートランド・トレイルブレイザーズのアイザイア・ライダー、ブライアン・グラント、アービダス・サボニスが、サンズとの4オーバータイム戦でこの快挙を成し遂げている(ボックススコア)。
そもそもチームメイト3選手が1試合で同時に30得点以上を獲得すること自体が非常に珍しく、最近では2015年4月1日にオクラホマシティー・サンダーのラッセル・ウェストブルック、エネス・カンター、アンソニー・モローが記録。それ以前だと2012年3月のOKC(デュラント、ウェストブルック、ハーデン)、2011年11月のヒートビッグスリー、2010年2月のロケッツ(アーロン・ブルックス、ルイス・スコラ、ケビン・マーティン)にさかのぼり、00年代には1度も達成されていない。
ビッグ3の終焉からまだ1年しかたっていないが、改めて振り返ってみると、当時のヒートはとんでもないスーパーチームだった。
▼レブロン×ウェイドのコンビプレー集
Image by Bob B. Brown/Flickr
H/T:「Reddit」