マルク・ガソルがラプターズ残留へ
マルク・ガソルはカワイ・レナードの去就を待たずして、トロント残留を決心した。
ESPNによれば、ガソルは契約最終年となる2019-20シーズンのプレイヤーオプション(2560万ドル)を行使する模様。FAを来夏に先延ばしし、トロント・ラプターズの一員として連覇を狙う。
このニュースが最初に報じられた現地26日、ラプターズの公式Twitterアカウントは「Welcome back」とガソルの決断を歓迎するツイートを発信した。
2月のトレードデッドラインでラプターズへとトレード移籍したガソルは、トロントでのレギュラーシーズン26試合で9.1得点6.6リバウンド、3.9アシストを平均。グリズリーズ時代と比べてボールタッチは減ったが、高いバスケットボールIQと守備力ですぐにチームにフィット。プレイオフでもスコアリングこそ安定しなかったもの、インサイドDとプレイメイクでラプターズの優勝に大貢献した。
これでラプターズはガソル、カイル・ラウリー、サージ・イバカ、フレッド・バンブリートの4選手が来季で契約最終年。FAでカワイ・レナード、ダニー・グリーンと再契約を結べれば、優勝コアを維持したまま2019-20シーズンの開幕戦に臨むことができる。
なお今夏は、イーストのライバルチームであるミルウォーキー・バックス、フィラデルフィア・76ers、ボストン・セルティックスもフリーエージェンシーで課題が山積み:
- バックス:クリス・ミドルトン、ブルック・ロペス、マルコム・ブログドン(制限付き)がFA
- 76ers:ジミー・バトラー、トバイアス・ハリス、JJ・レディックがFA
- セルティックス:カイリー・アービングとアル・ホーフォードがFA
ラプターズも含め、イースタンカンファレンス強豪4チームはいずれも主力選手たちがフリーエージェント。今後の動き次第では、来季イーストの勢力図が大きく変わることになる。
なお現地メディアの報道によると、レナードはFA交渉解禁後にまずLAのチーム(クリッパーズとレイカーズ)やニックスと会合し、最後にラプターズとのミーティングをする計画とのこと。2019NBAフリーエージェンシーは現地6月30日の米東部時間18時から始まる。
参考記事:「ESPN」