マット・ボナー、「引退ビデオを作ってみた」
サンアントニオ・スパーズの一員として2度のリーグ制覇に貢献したマット・ボナーが、ついに現役からの引退を正式に発表した。
ボナーは現地6日、「I Made a Retirement Video」(引退ビデオを作った)というタイトルの動画をThe Players Tribuneに投稿。ボナーの引退会見に誰一人として来ないというシーンから始まるコメディーチックな内容となっており、とてもボナーらしいやり方で長年のファンたちに別れを告げた。
「控えめな赤毛のロールプレーヤーを長年にわたりサポートしてくれた皆さんに感謝。これまでにプレーしたすべてのチーム、そしてこれまでに暮らしてきたすべての街が大好きだった」
マット・“レッド・ロケット、レッド・マンバ、サンドイッチ・ハンター、ミディアム・ファンダメンタル、コーチB”・ボナー。
ボナーはこれまでにプレーしてきた各地のファンたちに感謝のメッセージを告げた後、ポンプフェイクからワンハンドダンクを決めて引退動画を締めくくった。スポットアップ・シューターという印象が強いボナーだが、高校時代にはダンクコンテストでチャンピオンに輝いている。
2004年にNBAデビューしたボナーは、最初の2シーズンをラプターズでプレーした後、2006年にスパーズへと移籍。アウトサイドショットに強いストレッチビッグとして10シーズンにわたり活躍し、キャリア3P成功率で41.4%を記録した(キャリアFGアテンプトの半分がスリー)。ボナーは、デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカン、トニー・パーカー、マヌ・ジノビリに次いで、10シーズン以上スパーズに在籍した球団史上5人目の選手となる。
▼ボナー×TP
これで選手としてのキャリアを終えるボナーだが、スパーズの発表によると、今後はチームのTVアナリストとして活躍していく予定とのこと。現地1月10日にAT&Tセンターで行われるミルウォーキー・バックス戦のプレゲーム・ショー「Spurs Live」でスタジオデビューする。
参考記事:「The Players Tribune」