ルーキーがレブロンの決勝ダンクをブロック、ネッツが王者ヒートをシーズンスウィープ
8日に行われたブルックリン・ネッツ対マイアミ・ヒートの試合は、88対87でネッツが勝利。決め手となったのは、ネッツルーキのメイソン・プラムリーが放ったブロックショットだった。
88対87のネッツ1点リードで迎えたヒート最後の攻撃。ゴール下からのパスを受けたレブロン・ジェームズが逆転決勝ゴールを狙ってダンクにいくも、プラムリーが絶妙なタイミングのブロックで阻止した。
レブロンはすぐにファウルコールをアピールしたが審判の笛は鳴らず、リバウンドを取ったネッツが試合終了までボールをキープし、1ゴール差の大接戦を制した。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
BKN | 26 | 18 | 18 | 26 | 88 |
MIA | 14 | 29 | 22 | 22 | 87 |
ファウル or ノーファウル?
試合後レブロンは「右手を掴まれた」と語り、「あれはファウルだった。2本のフリースローが与えられるべきだ」と審判のミスコールを主張。ヒートのスポールストラHCも「私の視点ではファウルだった」とレブロンの言い分をサポートしている。
▼リプレイをみて激しく抗議するレブロン
一方でプラムリーは「ファウルしてフリースローを打たせるつもりだった」としながらも、プレー自体はクリーンなブロックだったとコメントした。
「(審判の)3人がファウルと思わなかったのだから無意味な議論だ」
– メイソン・プラムリー
※スローモーションで:
確かに、ボールがリリースされた後に手へのコンタクトがあった(というか、空中でがっつり恋人繋ぎをしている)。また、シュート直前にジョー・ジョンソンがファウルしているようにも見える。
ただ試合終了間際で、これくらいの接触プレーがコールされるのは非常に稀だ。ノーファウルで正解だったと思う。
ネッツは脅威?
今年1月以降は33勝13敗と、シーズン中盤から尻上がりに調子を上げたネッツ。この日の勝利で今季の対ヒート戦4試合に全勝し、2連覇中の王者をシーズンスウィープした。そのうち3試合は1点差での勝利だ。
現在ネッツはイースト5位。プレイオフの第2ラウンドでヒートとぶつかる可能性がある。もしそうなった場合、ネッツは番狂わせを演じることができるだろうか?
試合後、記者はレブロンに「プレイオフでネッツは最大のチャレンジになると思うか」と訊ねた。するとレブロンは軽く鼻で笑いながら、「冗談はよしてくれ。次の質問」と軽く受け流す余裕をみせた。
Video:「YouTube」