ジャリル・オカフォーがボストンの路上で一般人をKO
フィラデルフィア・76ersのジャリル・オカフォーが、遠征先のボストンで一般人を相手に暴力沙汰を起こしてしまった様子。その一部始終を撮影した映像が、米ゴシップサイト「TMZ」で公開され、物議を醸している。
事件が起こったのは、シクサーズがセルティックスに敗れた現地25日の試合後の夜。友人とボストン市内のナイトクラブを訪れていたオカフォーが、路上であるグループと言い争いになった末、1人の男性に殴りかかったとされている。
報道によると、ある男性がオカフォーに対して「シクサーズはクソ」と罵ったことが揉め事の原因だったという。現場で撮影された映像には、「俺らは金を持ってんだ、この貧乏人が!」と叫ぶオカフォーの姿がとらえられている。
またTMZが伝えたオカフォーの代理人のコメントによれば、オカフォーはクラブを出た瞬間からヤジを飛ばされ、路上で人が群がってきたため身の危険を感じた、と主張しているとのこと。現時点で逮捕者などは出ていない。
デビューからまだ1勝も挙げられず、苛立ちが限界に達していたのだろうが、それでも手を出してしまうのは、たとえ19歳だとしてもプロとして完全にNG。そもそもチームを悪く言われたくらいで(シクサーズの場合は事実だし)喧嘩していたらキリがない。
こういったニュースをみると、チームには少なくとも1人の大ベテランプレーヤーが必要なのかもしれないと思わされる。バスケットボールに関することだけでなく、プロアスリートとしてプライベートでどう振る舞うべきかなどをちゃんと指導・助言できるような大先輩の存在は、学生から突然大金持ちになった10代選手たちの成長にとって大きなプラスになるはず。それを考えれば、KGやアンドレ・ミラーがいるウルブズの若手たちは恵まれているのかもしれない。
Image via Wikimedia Commons
参考記事:「TMZ」