トニー・パーカー「死に物狂いでトレーニングして、もっと強くなって復帰する」
サンアントニオ・スパーズのトニー・パーカーは、来年1月での戦線復帰を目標にしている様子。フランスのスポーツ紙『レキップ』のインタビューで、リハビリの大まかなプランを明かした。
パーカーは、現地5月3日に行われたロケッツとのカンファレンス・セミファイナルシリーズ第2戦で、左足の大腿四頭筋腱断裂の怪我を負い、そのままプレーオフを離脱。パーカーのようなスラッシャータイプの大ベテランにとっては選手生命にかかわる大怪我だが、パーカーの心は折れておらず、まだまだ第一線を退くつもりはないようだ。
「これまでよりも強くなって戻ってこれる。そんな気がする。こんなことを言うのは不思議な気分だけどね。でも僕はキャリアを通して、ウェイトトレーニングだけに6ヶ月も費やせたことはなかったんだ。死に物狂いでワークアウトして、これまで以上に強くなって復帰するよ。僕がこのまま引退すると思っている人もいるようだが、そんな声は気にしない。どんな形でキャリアを終えるかは自分で決める」
「僕にはチームにおいて新たな役割がある。これからはチームマネジメントやリーダーシップに力を入れるよ。ティムやマヌのように、いずれ僕もベンチからの出場になるだろう。だけど最後まで重要な役割を果たすつもりだ」
– トニー・パーカー
今季はルーキーシーズン以降でキャリアワーストとなる10.1得点を平均したパーカー。レギュラーシーズンを通してプレイタイムよりもコンディションの調整を優先し、その甲斐もあって、プレーオフでは第1ラウンドと第2ラウンドの8試合で15.9得点、FG成功率52.6%を平均と好パフォーマンスを見せチームに貢献した。
「怪我をした時に、最初に抱いた感情は苛立ちだった。すごく良いプレイができていて、頂上まで登りつめてタイトルを勝ち取るチャンスがあると思っていたからね。コーチの計画は完璧だったよ。20~25分のプレイタイムで安定した活躍ができた。メンフィスとのシリーズでも上出来だった」
いつまでも待ってるよ…。
参考記事:「Eurohoops」