トロント・ラプターズが盛大でカオスな優勝パレード
2019NBAファイナル制覇を達成したトロント・ラプターズが、現地17日に本拠地カナダのトロント市で盛大な優勝パレードを行った。
球団設立から24年目でついに念願の初優勝を果たしたチームを祝おうと、この日は多くのファンたちが早朝からトロントのダウンタウンに集結。報道によると、パレードには約150万人が集まったという。
▼150万人!!
▼ユニバーシティ・アベニューとキング・ストリートのタイムラプス
▼ここ
https://twitter.com/Sportsnet/status/1140692358058643456
▼ダニー・グリーン
▼自撮りするファイナルMVP
選手たちも心からパレードを楽しんでいた様子。特に、ようやく兄パウと同じ場所に立つことができたマルク・ガソルのはしゃぎぶりが印象的で、ファンから煽られてワイン(シャンパン?)のボトルを一気飲みする姿も見られた。
https://twitter.com/BleacherReport/status/1140698644221501442
▼熊っぽくて強そう
ノーマン・パウエルもガソルに負けじと痛飲した模様。リポーターから「パーティはいつまで続く?あと数日?数週間?」と尋ねられたパウエルは、「ひと夏中だぜ、ベイベー!」と上機嫌で応え、リポーターにシャンパンシャワーを浴びせていた。
https://twitter.com/ESPNNBA/status/1140666252626726912
パレードの途中、ラプターズファンたちは救世主カワイ・レナードに向けて「One more year」(もう1年)のチャントを送った。それを見たカイル・ラウリーはレナードの隣に立って手を広げ、チャントを「5 more years」(もう5年)に変えた。
レナードのアドバイザーである“デニスおじさん”(白のロンT)も、ラウリーの「5 more years」コールに賛同。
今夏のレナードはプレイヤーオプションを破棄してFAになる見込みだ。ラプターズ残留か、それとも生まれ故郷のロサンゼルスに拠点を移すのか(クリッパーズ)、その去就に注目が集まっている。
来季ラプターズはラウリーやガソル、サージ・イバカら主力陣も契約最終年(ガソルはオプション)。なので個人的には、レナードにはもう1年ラプターズに残って、同じメンバーで2連覇を目指して欲しいと思う。
ラプターズ一行が目的地である「Nathan Phillips Square」に到着したのは、パレード開始から5時間25分後のこと。現地メディアによると、これはプロスポーツ史上で最長のパレードだという。
ただ決して誇れる記録ではなく、現地にいた記者やファンによると、なかなかのカオス状態だったらしい。
セレモニーが行われるトロント市役所前の「Nathan Phillips Square」に朝早くから集まっていたファンたちは、トイレにも動けないほどの“すし詰め状態”で予定より3時間遅れのラプターズパレードの到着を待ち続けていたとのころ。その間に余興などは一切なく、炎天下の中、水分や食事の補給もままならなかったという。
運営側としても、これほどの規模になると予想できなかったのだろう。現地入りしたというネットユーザーによると、市役所前のセレモニー会場では、VIPステージにいる人たちが最も大きな歓声を上げた群衆に向けて水のボトルを投げ込むといったシーンがあったらしい。水分補給の施しを受けるために大声を出して媚びなければならないなんて、『北斗の拳』の世界かな?
また現地の報道によると、パレードの最中に発砲事件が起き、4人が負傷、2人が逮捕されたという。
発砲事件や主催者の管理不行き届きを除けば、NBA史を代表する素晴らしいパレードとなった。セレモニーではラプターズ関係者の他にも、トロント市長やドレイクら現地の有力者たちがステージでスピーチ。
ファイナルMVPのカワイ・レナードは、スピーチの最後でオフシーズンにSNSで話題となった「レナード笑い」を披露し、会場を盛り上げた。
▼アハ、アハ、アハ、アハ
https://twitter.com/espn/status/1140715624227696640
▼アハッ
▼伝説のブザービーターと「アハアハ」をシンクロ
参考記事:「NBA」