CP3の股抜きパスからJ.J.レディックが決勝ブザービーター
現地24日にステイプルズ・センターで行われたロサンゼルス・クリッパーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦は、同点で迎えた第4Q最後のポゼッションで、J.J.レディックがインバウンズパスからキャッチ&シュートのブザービーターに成功。クリッパーズがホームで劇的な勝利を飾り、連敗を3で止めた。
終盤はクラッチショットの連発
両チームとも序盤からなかなかシュートが決まらず、ロースコアな展開となったこの日の試合は、クリッパーズが7点ビハインドで迎えた第4Q残り2分30秒から9-1のランを展開して、残り時間50秒で逆転。するとブレイザーズは、それまでFG成功数14本中2本と精彩を欠いていたデイミアン・リラードが、カウント・ワンスローのレイアップとスリーポイントシュートを決めて6連続得点をあげ、残り20秒で3点リードを奪い返した。
対するクリッパーズは、ジャマール・クロフォードが残り時間11秒でロングスリーを成功させて再び同点に戻すと、続くブレイザーズの攻撃を、リラードとC.J.マッカラムへのパスを徹底的にディナイする見事なチームディフェンスで死守。ディフェンスリバウンドを確保し、決勝点のチャンスを手にする。
そして94-94の同点で迎えた試合時間残り1.1秒、クリッパーズはタイムアウト明けのインバウンズプレーで、レディックがデアンドレ・ジョーダンのスクリーンを抜けて一瞬フリーになると、それに合わせてクリス・ポールがサイドラインからメイソン・プラムリーの股の間を通す絶妙なバウンスパスでアシスト。レディックがウィングからクイックリリースで放ったボールは、終了のブザーと同時にリングに吸い込まれた。
レディックによると、今季のクリッパーズはこのサイドライン・インバウンズプレーをこれまでに何度か成功させているという。この状況で冷静に股抜きパスを出せるCP3はさすがだ。
「プラムリーがジャンプしていて、J.J.がよく見えなかったんだ。するとプラムリーが十分高く跳んだので、彼の股を通すバウンスパスを出すことができたよ」
– クリス・ポール
クリッパーズは、ポールとクロフォードがそれぞれ25得点を獲得してチームを牽引。ジョーダンが12得点/13リバウンドのダブルダブル、ブザービーターを決めたレディックが11得点をマークした。敗れたブレイザーズは、リラードの18得点(8アシスト)、マッカラムの17得点をはじめ、合計5選手が二桁得点をあげている。
ボックススコア:「NBA」