ロケッツが1試合のスリー成功数でNBA新記録
ヒューストン・ロケッツが現地16日、本拠地トヨタ・センターで行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズ戦で61本中24本のスリーを沈め、レギュラーシーズンにおける1試合3P成功数の歴代最多記録を樹立した。
▼FG42本成功中ミドルレンジはわずか1本
プレーオフを含めた3Pの最多記録は、2016年イースタンカンファレンスセミファイナルのホークス戦でクリーブランド・キャバリアーズがマークした25本となる。
この日の試合は、第1Qに6本のスリーを決めてペースを握ったロケッツが、ハーフタイムまでに22点リードを獲得。後半に入ってからも最後まで二桁点差を維持して122-100で圧勝し、連勝記録を9に伸ばした。
▼ユーロステップ
ロケッツは、ジェイムス・ハーデンが29得点、13アシスト、11リバウンドでキャリア15回目のトリプルダブルを達成。通算TD数でアキーム・オラジュワンを追い抜き、球団史上1位となった。
ハーデンの他は、エリック・ゴードンが7本のスリー成功でシーズンハイの29得点、トレバー・アリーザが20得点/3スティールをあげている。
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今季のロケッツは予想以上に強い。シーズン3分の1を終えた時点で20勝7敗のウェスト3位タイ。ハーデンをフルタイムのPGにしてシューターで囲むというマイク・ダントーニHCの戦略は見事に機能している様子だ。特にパトリック・ビバリーが戦線復帰してからは14勝2敗と快進撃を続けており、過去16試合では100ポゼッションあたりの得失点差が+11.1となっている。
リーグアシストリーダーのハーデンの他にも、今夏FAで新加入したエリック・ゴードンの調子が素晴らしく、27試合で17.4得点を平均。スリーポイントショットでは成功率44.2%、1試合平均成功数3.7本と、2014-15シーズンのステファン・カリー並みのシューティングスタッツを記録しており、シーズン通算3P成功数で300本に届くかもしれないほどの勢いだ。またビバリー/ゴードンのバックコートラインアップのおかげで、ハーデンがフロアにいない時間帯にもチームのオフェンスが安定するようになってきた。
もしロケッツがこのペースを終盤まで維持してウェスト3位以内に食い込めれば、ハーデンが今季MVPの最有力候補になるかもしれない。
ボックススコア:「NBA」