SI誌の2016年NBAプレーヤーランキングTop20
米スポーツ誌『Sports Illustrated』のウェブサイト「SI.com」が、2015-16シーズンのプレーヤーランキングTop100を発表した。
このランキングは、近年のスタッツやPER、プラス/マイナス、怪我の状況といった様々なデータをもとに、各選手が2015-16シーズンにどれだけ活躍できるかを予想して作られたもの。来季以降の成長やチームの影響力、トレードバリューなどは、判断材料として含まれていないとのことだ。
ここでは20位~1位を紹介したい。
20位~11位
20.ポール・ジョージ
- ペイサーズ|フォワード|25歳
- 昨季のスタッツ: 8.8得点、3.7リバウンド、1.0アシスト、FG成功率36.7%
- 昨年の順位: ランク外
- 昨季のアワード: N/A
19.ドワイト・ハワード
- ロケッツ|センター|29歳
- 昨季のスタッツ: 15.8得点、10.5リバウンド、1.2アシスト、FG成功率59.3%
- 昨年の順位: 9位
- 昨季のアワード: N/A
18.ジミー・バトラー
- ブルズ|ガード|26歳
- 昨季のスタッツ: 20.0得点、5.8リバウンド、3.3アシスト、FG成功率46.2%
- 昨年の順位: 98位
- 昨季のアワード: MIP、オールスター、NBAオールディフェンシブ2ndチーム
17.ケビン・ラブ
- キャブス|フォワード|27歳
- 昨季のスタッツ: 16.4得点、9.7リバウンド、2.2アシスト、FG成功率43.4%
- 昨年の順位: 7位
- 昨季のアワード: N/A
16.ドレイモンド・グリーン
- ウォリアーズ|フォワード|25歳
- 昨季のスタッツ: 13.3得点、9.4リバウンド、4.2アシスト、FG成功率44.3%
- 昨年の順位: ランク外
- 昨季のアワード: NBAオールディフェンシブ1stチーム
15.カーメロ・アンソニー
- ニックス|フォワード|31歳
- 昨季のスタッツ: 24.2得点、6.6リバウンド、3.1アシスト、FG成功率44.4%
- 昨年の順位: 11位
- 昨季のアワード: オールスター
14.デマーカス・カズンズ
- キングス|センター|25歳
- 昨季のスタッツ: 24.1得点、12.7リバウンド、3.6アシスト、FG成功率46.7%
- 昨年の順位: 27位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 2ndチーム
13.ジョン・ウォール
- ウィザーズ|ガード|25歳
- 昨季のスタッツ: 17.6得点、4.6リバウンド、10.0アシスト、FG成功率44.5%
- 昨年の順位: 31位
- 昨季のアワード: オールスター、NBAオールディフェンシブ2ndチーム
12.ラマーカス・オルドリッジ
- スパーズ|フォワード|30歳
- 昨季のスタッツ: 23.4得点、10.2リバウンド、1.7アシスト、FG成功率46.6%
- 昨年の順位: 12位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 2ndチーム
11.ティム・ダンカン
- スパーズ|フォワード|39歳
- 昨季のスタッツ: 13.9得点、9.1リバウンド、3.0アシスト、FG成功率51.2%
- 昨年の順位: 5位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 3rdチーム、NBAオールディフェンシブ2ndチーム
昨季に躍進を遂げたドレイモンド・グリーンやジミー・バトラー、怪我からの完全復帰が期待されるポール・ジョージが大幅にランクアップ。反対に、ドワイト・ハワード、ケビン・ラブ、ティム・ダンカンの3選手はトップ10から脱落した。とはいえ、来年の4月で40歳になるダンカンが、今もなお20位以内に評価されているというのは奇跡に近い。
昨年からランクダウンして、今年のトップ20入りを逃した選手は、クリス・ボッシュ(22位)、サージ・イバ(25位)、ダーク・ノビツキー(28位)、ドウェイン・ウェイド(30位)、ジョアキム・ノア(43位)、トニー・パーカー(53位)など。
トップ10
10.カワイ・レナード
- スパーズ|フォワード|24歳
- 昨季のスタッツ: 16.5得点、7.2リバウンド、2.5アシスト、FG成功率47.9%
- 昨年の順位: 28位
- 昨季のアワード: DPOY、NBAオールディフェンシブ1stチーム、スティール王
9.マーク・ガソル
- グリズリーズ|センター|30歳
- 昨季のスタッツ: 17.4得点、7.8リバウンド、3.8アシスト、FG成功率49.4%
- 昨年の順位: 16位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 1stチーム
8.ブレイク・グリフィン
- クリッパーズ|フォワード|26歳
- 昨季のスタッツ: 21.9得点、7.6リバウンド、5.3アシスト、FG成功率50.2%
- 昨年の順位: 10位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 3rdチーム
7.ラッセル・ウェストブルック
- サンダー|ガード|26歳
- 昨季のスタッツ: 28.1得点、7.3リバウンド、8.6アシスト、FG成功率42.6%
- 昨年の順位: 4位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 2ndチーム、得点王
6.クリス・ポール
- クリッパーズ|ガード|30歳
- 昨季のスタッツ: 19.1得点、4.6リバウンド、10.2アシスト、FG成功率48.5%
- 昨年の順位: 3位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 2ndチーム、NBAオールディフェンシブ1stチーム、アシスト王
5.ジェイムス・ハーデン
- ロケッツ|ガード|26歳
- 昨季のスタッツ: 27.4得点、5.7リバウンド、7.0アシスト、FG成功率44.0%
- 昨年の順位: 13位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 1stチーム
4.ステファン・カリー
- ウォリアーズ|ガード|27歳
- 昨季のスタッツ: 23.8得点、4.3リバウンド、7.7アシスト、FG成功率48.72%
- 昨年の順位: 8位
- 昨季のアワード: シーズンMVP、オールスター、オールNBA 1stチーム
3.アンソニー・デイビス
- ペリカンズ|フォワード|22歳
- 昨季のスタッツ: 24.4得点、10.2リバウンド、2.2アシスト、FG成功率53.5%
- 昨年の順位: 4位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 1stチーム、NBAオールディフェンシブ2ndチーム、ブロック王
2.ケビン・デュラント
- サンダー|フォワード|27歳
- 昨季のスタッツ: 25.4得点、6.6リバウンド、4.1アシスト、FG成功率51.0%
- 昨年の順位: 2位
- 昨季のアワード: オールスター
1.レブロン・ジェイムス
- キャブス|フォワード|30歳
- 昨季のスタッツ: 25.3得点、6.0リバウンド、7.4アシスト、FG成功率48.8%
- 昨年の順位: 1位
- 昨季のアワード: オールスター、オールNBA 1stチーム
昨年と同じく、レブロン・ジェイムスとケビン・デュラントが1位と2位。カワイ・レナード、マーク・ガソル、ジェイムス・ハーデンの3選手が新たに10位以内に入った。今年のトップ10は、レブロン以外の全員がウェスタンカンファレンスのプレーヤーとなっている。
最も大きなサプライズは、レナードのランキングだろう。2014年ファイナルMVP、2015年DPOYと実績を積み上げてきたレナードだが、リーグのトップ10プレーヤーと呼ぶには少し早すぎるという声も多く出ている。実際に、上位15選手の内、唯一オールスターの出場経験が1度もなく、シーズン67試合以上出場した経験もない。どうやら、これまでの成長速度とリーグ屈指のディフェンス力が非常に高く評価されたようだ。
その他の注目選手やスターたちのランキングは、カイリー・アービングが23位、デアンドレ・ジョーダンが29位、コービー・ブライアントが54位、デリック・ローズが60位。昨季ルーキー・オブ・ザ・イヤーのアンドリュー・ウィギンスは91位、若手成長株のヤニス・アデトクンボは100位にランクインしている。
一方で、ライジョン・ロンドやマヌ・ジノビリ、J.R.スミス、ビクター・オラディポ、トニー・アレン、ジャマール・クロフォード、ハリソン・バーンズらはトップ100に選ばれなかった。
Image by Keith Allison/Flickr
参考記事:「SI」