スペインがフランス破りユーロバスケット2022優勝、7大会連続でメダル獲得
ドイツのベルリンで開催中のユーロバスケット2022では現地9月19日、FIBA世界ランク2位のスペインと4位のフランスが金メダルをかけた決勝で衝突。スペインが88-76でフランスを下し、2015年以来7年ぶり、通算4度目となるユーロバスケット制覇を果たした。
これでスペインは、2007年から7大会連続でメダル獲得となる。
▼決勝ハイライト
エルナンゴメス兄弟
長年代表チームを引っ張ってきたガソル兄弟(パウとマルク)抜きでユーロバスケット2022に臨んだスペイン。さらに負傷中のリッキー・ルビオやサージ・イバカ、2021-22ユーロリーグMVPのニコラ・ミロティッチも不参加と、決してベストとは言えないロスターだった。
そんなチームを栄光へと牽引したのはエルナンゴメス兄弟だ。
まず兄のウィリー・エルナンゴメスは、大会9試合の出場で17.2得点、6.9リバウンドを平均。ユーロバスケット2022のMVPとオールスター5に選出されている。
▼ユーロバスケット2022オールスター5
- ウィリー・エルナンゴメス(スペイン)
- ロレンゾ・ブラウン(スペイン)
- デニス・シュルーダー(ドイツ)
- ルディ・ゴベア(フランス)
- ヤニス・アデトクンボ(ギリシャ)
なおベスト8止まりで今大会のオールスター5に選出されたのは、ギリシャのヤニス・アデトクンボのみとなる。
また弟のフアンチョ・エルナンゴメスは、決勝戦でベンチから7本の3P成功でゲーム最多の27得点をマーク。特に第2Qにゾーンに入ると、6本連続でスリーを沈める大活躍を見せた。
▼弟ゴメス
決勝に敗れたフランスは、エバン・フォーニエがチーム最多の23得点で奮闘。オールスターのルディ・ゴベアは28分の出場で6得点/6リバウンドと、あまり存在感を発揮できなかった。
また同日に行われた3位決定戦では、ドイツがポーランドを82-69で下し銅メダル。ドイツからは、ポイントガードのデニス・シュルーダーが大会オールスター5に選出されている。
ボックススコア:「FIBA」