スパーズとキャブスが2022-23シーズンのユニフォーム公開
今年もサマーリーグが終わり、ようやく本格的なオフシーズンへと突入したNBA。さっそく複数のチームが、3か月後に開幕する2022-23シーズン用のユニフォームをお披露目している。
以下、サンアントニオ・スパーズとクリーブランド・キャバリアーズの新作ジャージーを取り上げてみた。
スパーズ新作
来季でサンアントニオ移転50周年となるスパーズが公開したのは、オルタナティブユニフォームの1つである「Classic Edition」の新作。1976年のNBA加入前のABA時代から着用していたジャージーの復刻版で、ブラック&ブラックを基調にしたシンプルなデザインだ。
1976年のリーグ合併でNBAに参戦したスパーズは、当時のエースだった“アイスマン”ことジョージ・ガービンの大活躍により、すぐさまウェストの強豪チームとして台頭する。
1997年にティム・ダンカンを1位指名でドラフトするまでの21シーズン中17シーズンでプレイオフ出場を果たすと、ダンカン獲得後は22年連続でポストシーズン進出。20年以上にわたって50勝が当たり前の常勝軍団となり、その間に5度の優勝を達成するなど、NBA史だけでなくプロスポーツ史上全体でも屈指の大成功を収めた。
なお新作ユニフォームのショーツは、ヘミスフェア・アリーナを本拠地としていた1970年代後半から80年代前半の復刻版。サイドに当時のチームロゴとダイアモンドデザインがあしらわれている。
今オフのスパーズは、将来のドラフト指名権の見返りに、オールスターのデジャンテ・マレーをトレード放出。ついに1からの再建に舵を切る選択をした。今後は、次のフランチャイズエースを獲得するまで、球団史上で最も長い低迷期が続くことになりそうだ。
キャブス新作
キャブスが新たに公開したのは、「Association」(白)、「Icon」(ワイン)「Statement」(黒)の3種類。3つとも、世界的な現代アーティストであるダニエル・アーシャムがデザインを監修した。
ネット上では「練習試合用のユニフォームみたい」などといった批判的な意見も多くみられたが、個人的には「V」をリムに見立てた白ユニフォーム(Association)が好み。他の2色もシンプルで良いと思う。
昨季のキャブスは、ダリアス・ガーランドとジャレット・アレンが大ブレイクした他、2021年ドラフト3位指名のエバン・モーブリーが1年目からスターターとして大貢献。プレイ・イン・トーナメントで敗退したためプレイオフ進出を逃すも、レブロン在籍時を除いて1997-98シーズン以来となる勝率5割超え(44勝38敗)を達成した。
参考記事:「NBA」