スパーズがクリッパーズの連勝ストップ、デローザンはシーズン初のスリー成功
サンアントニオ・スパーズが現地29日、本拠地AT&Tセンターで行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦に107-97で快勝。カワイ・レナードとポール・ジョージのスーパースターデュオを合計24得点に封じ込める素晴らしいディフェンスを見せ、クリッパーズの連勝を7で終わらせた。
今季スパーズが失点を100点未満に抑えたのは、この試合が初めてだ。
ヤコブ・ポートルの代わりにルディ・ゲイを先発起用するラインアップアジャストを加えて試合に臨んだこの日のスパーズは、同点で迎えた第3Qを29-18で上回って主導権を掌握。ピリオド終わりまでに11点差を奪取すると、第4Qは高確率でスリーを沈めて二桁リードを維持し、残り時間3分を切ったところでクリッパーズに白旗を上げさせた。
ウェスト首位候補のクリッパーズを100点以下に制限しつつ、合計14本のスリーに成功(アテンプト数は今季最多の36本)。序盤にペースを握られかけるが第2Qにセカンドユニットの奮闘で巻き返し、定番化していた終盤の総崩れもなし。今季のスパーズで最もコンプリートな試合内容で、勢いに乗るきっかけになりそうな勝ち方だったと思う。
7勝13敗としたスパーズは、ラマーカス・オルドリッジとデリック・ホワイトがそれぞれチームハイの17得点をマーク。合計で6選手が二桁得点をあげた。
ベンチユニットからは、パティ・ミルズが13得点、トレイ・ライルズが10得点で奮闘。ヤコブ・ポートルは15分の出場で4ブロックと、引き続きリム守備でチームに貢献し、第2Qにはレナードのショットを2度叩き落として本拠地アリーナを沸かせた。
デローザンの今季初スリー
この日は、デマー・デローザンがシーズン20試合目にしてついに1本目のスリーに成功!
同日の試合も含め、今季のデローザンは20試合でわずか5本しかスリーを放っていない。すごく綺麗なフォームでスリーを打てているので、もっとガンガン打つべき(せめて1試合に3本)だと思うが、そうしない理由は一体何なのか?
敗れたクリッパーズ(14勝6敗)は、カワイ・レナードがゲームハイの19得点/7アシストをマークするも、FG23本中8本成功とシューティングに苦戦。レナードにとっては2度目の古巣サンアントニオ凱旋で、前回と同じくレナードにボールが渡る度に客席からブーイングが巻き起こった。
レナードの他には、ポール・ジョージが33分の出場で5得点、5ターンオーバーと絶不調。今シーズンのクリッパーズは、レナード/ジョージ/ウィリアムズ/ハレルのトップスコアラー4人が1試合で92得点を平均しているが、この日はその半分以下の43得点に終わっている。
なお今季のレナードは14試合でFG成功率43.4%、スリー成功率30%を記録中。ミドルレンジは相変わらずキレキレだが、スリーが常に短い印象だ。やはり膝の怪我が影響しているのかもしれない。
ボックススコア:「NBA」