ステフィン・カリー、57得点で大活躍もウォリアーズ勝利ならず
ゴールデンステイト・ウォリアーズが現地6日、敵地アメリカン・エアラインズ・センターでダラス・マーベリックスと対戦。エースのステフィン・カリーが獅子奮迅のパフォーマンスを見せたが、勝利にはあと一歩届かなかった。
マブス戦でのカリーは、11本のスリーを沈めて57得点をマーク。今シーズンに50得点超えを複数回達成した最初の選手となる。
マブスは様々なディフェンスをぶつけて止めようとしたが、どれもゾーン状態のカリーには通用せず。スクリーンをファイトオーバーすれば一瞬の隙をついてスリーを打たれ、ビッグマンがスイッチすればドリブルで徹底的に切り崩される。どう守っても、なす術なしだった。
ハーフタイムの時点で30得点に届いていたこの日のカリーは、クラッチタイムでのプレイも素晴らしく、試合ラスト5分間だけで11得点を獲得。
特に7点ビハインドで迎えた第4Q残り40秒からは、難しいステップバック・スリーとカウント・ワンスローのレイアップを連続で成功させる勝負強さを発揮し、一瞬で試合を1点差に持ち込む。
残り40秒で7点リードというほぼ勝利確定な状況から、わずか10秒ほどで一気に追い上げられたマブスだが、パニックに陥ることなく、続くポゼッションでは冷静にギリギリまで時間を消費。最後にダブルチームを引き付けたルカ・ドンチッチのパスから、マキシ・クレバーが残り5.6秒にスリーを沈め、それが決勝弾となった。
勝利したマブスは、ルカ・ドンチッチが自己最多タイの42得点、11アシスト、7リバウンドをマーク。今季のドンチッチは、3P成功率が30%以下とシューティングに大苦戦していたが、この日の試合では12本中7本のスリーを沈めている。
ドンチッチの他には、クリスタプス・ポルジンギスが18得点/10リバウンドのダブルダブル、ジョシュ・リチャードソンが17得点で勝利に貢献。スターター5選手と、シックスマンのティム・ハーダウェイJr.が、それぞれ二桁得点を記録した。
敗れたウォリアーズはカリーの他、アンドリュー・ウィギンスが22得点、ケント・ベイズモアがベンチから20得点で奮闘。
ドレイモンド・グリーンは1本もフィールドゴールを決められなかったものの、プレイメイクやディフェンスで活躍し、2得点、15アシスト、6リバウンド、6ブロック、4スティールという、ドレイモンドならではの数字をマークした。
▼グリーンは2試合連続で15アシスト
ボックススコア:「NBA」