サンズがネッツを撃破し16連勝、不調のハーデンには本拠地ファンからブーイング
NBAでは現地27日、ウェスト2位のフェニックス・サンズとイースト1位のブルックリン・ネッツがバークレイズ・センターで対戦。サンズが113-107でネッツを下し、連勝をフランチャイズ史上2番目の長さとなる16に更新した。
サンズは敵地でのバック・トゥ・バック2日目ながら、少しも疲れを感じさせないパフォーマンスでネッツを圧倒。二桁リードで試合を折り返すと、第3Qを34-26で上回って主導権を握り、第4Q序盤には最大で点差を22点に広げる。
▼ブッカーはチームハイ30得点
今季17勝3敗としたサンズは、デビン・ブッカーが30得点、クリス・ポールが22得点/5アシストでオフェンスを牽引。4年目フォワードのミケル・ブリッジズはジェイムス・ハーデンの守備で素晴らしい仕事をこなし、13得点と自己最多7スティールで大活躍した。
11月に入ってからまだ1度も負けていないサンズは、現地30日にリーグ首位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(17勝2敗)とホームで対戦。もしこれに勝てば、月間無敗達成、そして球団の最長連勝記録に並ぶこととなる。絶対に見逃せないカードだ。
ハーデンにブーイング
一方で連勝を4で止められたネッツ(14勝7敗)は、ケビン・デュラントがゲームハイの39得点、9リバウンド、7アシスト、4スティールで大奮闘。
この日のデュラントは第2Q残り8分50秒以降1度も交代しておらず、合計で45分をプレイ。第4Qにはピリオド15得点を獲得して、22点ビハインドから6点差にまで迫るネッツの猛反撃を牽引した。
ネッツはデュラントの他、ハーデンが12得点、14アシスト、13リバウンドをマーク。トリプルダブルを達成したものの、7ターンオーバーに加え15本中9本のショットに失敗と精彩を欠き、第4Q序盤にドリブルでボールを失った際には本拠地アリーナからブーイングを飛ばされていた。
ハーデンの困惑した表情が何とも言えない…。
確かに今季のハーデンは、期待値を大きく下回る大スランプ中だ。ルール変更が影響しているのか、ドライブからの得点効率が大きく落ち込んでおり、平均得点(20.3得点)とフリースローアテンプト数(6.8本)でOKCからロケッツに移籍したプロ4年目の2012年以降で自己最低の水準。さらにFG成功率(40.6%)と平均ターンオーバー(5.0本)では、それぞれルーキーシーズン以降でワーストの数字を記録している。
ただ、いくら不振が続いているとはいえ、シーズン序盤の試合で本拠地ファンが自軍スターにブーイングを飛ばすのはさすがに酷すぎ。スランプに拍車をかけるだけだと思う。昨季のハーデンの貢献ぶりを考えると、もう少し長い目で見てあげて欲しい。
ボックススコア:「NBA」