テレンス・ロスの同点ブザービーターが無効に
現地20日に行われたサクラメント・キングス対トロント・ラプターズ戦の勝敗を決した審判の判定が、物議を醸している。
キングスの3点リードで迎えた第4Q残り2.4秒、ラプターズはテレンス・ロスが終了のブザーと同時にスリーを沈め、試合を同点に戻した。そのまま延長戦に突入するはずだったが、審判はインバウンズパスがディフェンダーの手に当たった際にクロックがスタートしない誤作動があったとして、プレーを再審査。その結果、ブザービーターの得点は取り消しとなり、ラプターズの敗北が決まった。
NBAによれば、審判は、ボールがデマーカス・カズンズの手に触れてから、ロスがシュートを放つまでに、残り時間の2.4秒以上を費やしていたと判断した模様。勝敗を左右するラストショットが、こんな感じで無効になったのは初めて見た。
この判定を受け、キングスのメンバーはさっさとロッカールームに引き上げる一方で、ラプターズのドウェイン・ケイシーHCはクリップボードを叩き割るほど激怒。チームメイトのパトリック・パターソンは、試合後にTwitterで「NBAからの謝罪を楽しみにしている。結果は何一つ変わらないけどね #haha」と怒りのツイートを発信していた。
また、元NBAプレーヤーでTNTコメンテーターのケニー・スミスも、今回の判定に納得がいかなかったようで、「バッドコールだ…、カウントされるべき。プレーヤーはクロックに合わせてプレーするのであって、セコーカス(NBAリプレーセンターの所在地)ではない」とTwitterに投稿した。
なおラプターズは、2年前にも同じキングス本拠地で試合終了間際の厳しい判定により、苦い敗北を味わってる。
ボックススコア:「NBA」