テリー・ロジアーがホーネッツと4年9700万ドルで延長契約へ
シャーロット・ホーネッツのテリー・ロジアーが球団との延長契約に合意した模様。複数の現地メディアが報じている。
ESPNによると、延長契約の内容は4年/9700万ドル。ロジアーにとってマックスサラリーでの契約となる。チームからの正式な発表はまだないが、ロジアーは自身のTwitterでニュースをリツイートして契約成立を宣言していた。
2020-21シーズンのロジアーはホーネッツの先発PGとして69試合に出場し、キャリアハイかつチーム最多となる20.4得点を平均。2020-21開幕戦では、球団新記録となる10本のスリーを沈めて当時の自己最多だった42得点をマークした(5月9日のペリカンズ戦で43得点をあげてキャリアハイ更新)。
特に昨季はクラッチタイムでの活躍ぶりが顕著で、5点差以内で迎えたラスト5分間でのシューティングスタッツでFG55.6%、スリー54.2%、フリースロー89.5%を記録している。
ロジアーに年俸2400~2500万ドルはオーバーペイだとする否定的な意見もチラホラ見られるが、ガード選手(PGとSG)の総額サラリーとしてはリーグ19番目。CJ・マッカラムとバディ・ヒールドの間なので、そう考えるとそれほど悪い契約ではないと思う。
昨季のペイサーズは予想以上の大健闘を見せ、4月序盤の時点でイースト4位にまで浮上。だがそこからラメロ・ボールやゴードン・ヘイワードら主力陣の負傷離脱で大失速し、最終順位で10位にまで転落。プレイ・イン・トーナメントでインディアナ・ペイサーズに敗れ、プレイオフ進出を逃すこととなった。
2021-22ホーネッツ
今オフシーズンのホーネッツは、デボンテ・グラハム、マリック・モンクらがトレードやFAで退団。その代わりに、メイソン・プラムリー、ケリー・ウーブレイJr.、イシュ・スミスを獲得している。
今季ホーネッツのデプスチャート:
- PG:ラメロ・ボール、イシュ・スミス
- SG:テリー・ロジアー、ジェームズ・ブックナイト(ルーキー)
- SF:ゴードン・ヘイワード、ケリー・ウーブレイJr.、ジェイレン・マクダニエルズ、コビー・マーティン
- PF:PJ・ワシントン、マイルズ・ブリッジズ
- C:メイソン・プラムリー、カイ・ジョーンズ(ルーキー)
個人的に、ホーネッツは2021-22シーズンNBAで最も注目したいチームの一つ。イーストのトップスリー(ネッツ、バックス、76ers)に食い込むのは難しいかもしれないが、ラメロ・ボールの成長、ロジアーやゴードン・ヘイワード、PJ・ワシントンら主力メンバーの活躍ぶり次第では、昨季アトランタ・ホークスのような大躍進を遂げられるかもしれない。
参考記事:「NBA」