トニー・パーカー、11月中の戦線復帰を目標に
2017ウェスタンカンファレンス・セミファイナルで大腿四頭筋腱断裂の重傷を負い、年内の復帰は難しいだろうとされていたトニー・パーカーだが、もしかすると予想よりもかなり早期にスパーズのラインアップに戻ってくることになるかもしれない。
先日パーカーはフランスのスポーツ紙『レキップ』のインタビューで、リハビリの進捗状況についてコメント。負傷した左足の四頭筋はすでに完治しているらしく、医師からバスケットボール活動を再開するゴーサインも出ているという。
「いいニュースがある。四頭筋が完治したんだ。必死にリハビリに取り組み、それが報われた。予定よりもずっと早い回復だ」
「医師からのゴーサインももらった。ようやくコートに戻れるんだ!もちろんまずはシェイプアップする必要がある。あと2ヶ月ほど必要だと考えているよ。目標は11月末までの復帰。手術を受けた当初の発表では1月中盤だったが、それより2ヵ月も早い」
– トニー・パーカー
シーズンが終わった5月の時点で、「死に物狂いで努力して、これまで以上に強くなって復帰する」と強い意気込みを示していたパーカー。よほどハードなリハビリに取り組んできたらしく、今月初めにはチームメイトのダニー・グリーンが、「彼は狂ったようトレーニングしている」と語っていた。
30代半ばの大ベテランPGにとっては選手生命にもかかわるような大怪我だっただけに、これほど早く回復できたのはチームにとっても本当にグッドニュースだ。ただ本人が11月中の復帰を希望しているとはいえ、スパーズのメディカルスタッフやグレッグ・ポポビッチHCがどう判断するのかはわからない。
「11月末に復帰するとしても、まずポップを説得しなければならない。彼に任せきりだと、プレーオフまで試合に出してもらえないかもしれないからね」
とりあえずパーカーが戻ってくるまでは、2年目のデジョンテ・マレーが先発PGを務めることになりそうだ。
参考記事:「Spurs Zone」