ジャズのダンテ・エクサムがACL断裂、来季は長期離脱に
ユタ・ジャズが現地6日、ポイントガードのダンテ・エクサムが前十字靭帯(ACL)断裂の怪我を負ったことを発表した。
エクサムは、今週行われたオーストラリア対スロベニアの練習試合で左ひざを負傷。デリック・ローズの場合と同じく、ドライブからジャンプストップした際の接触プレーをともなわないアクシデントだった。
後日のMRI検査の結果、エクサムは左ひざのACL断裂と診断され、来季の長期離脱が決定。ジャズはチームのウェブサイトでエクサムの怪我について正式に発表した。
「何よりもまず、我々が最優先すべきはダンテの長期的な健康状態。チームの医療スタッフ、ダンテ本人、彼の代理人らと密接に協力しながら、正確な診断と適切な治療法を探り、彼に可能な限り最善のケアを提供していくつもりだ」
– ユタ・ジャズ
これで2014年ドラフト上位指名7選手の内、すでに5選手が足への重症を経験したことになる:
- ジャバリ・パーカー(2位) – ACL断裂
- ジョエル・エンビード(3位) – 右足舟状骨の複雑骨折
- アーロン・ゴードン(4位) – 左足骨折
- ダンテ・エクサム(5位) – ACL断裂
- ジュリアス・ランドル(7位) – 右足の脛骨骨折
▼ダンテ・エクサム、ルーキーシーズンハイライト
昨季は38勝44敗と負け越し、3年連続でプレーオフ進出を逃したジャズだが、シーズン後半は見違えるほど強いチームになっていた。
シーズン最初の53試合は19勝34敗で低迷を続けていたが、エネス・カンターのトレード放出でルディー・ゴベールがスタメンセンターに昇格した2月後半からは、リーグ6位の成績となる19勝10敗(勝率65.5%)を記録。特に守備面が一気に強化されており、チームのディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの失点)は、シーズン前半の106.1(リーグ27位)から、オールスターブレイク後(28試合)ではリーグダントツ1位の94.8へと大躍進を遂げている。
2014年ドラフトで全体5位指名を受けたエクサムは、ルーキーシーズンの82試合中41試合でスタメン出場を果たし、4.8得点、2.4アシストを平均。将来有望な若手選手のシーズンが怪我で台無しになるのは非常に残念だが、エクサムの離脱だけでジャズがプレーオフレースから脱落してしまうなんてことにはならないはずだ。ウェストの7~8位を狙える力はまだ十分にある。
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参考記事:「ESPN」