ドウェイン・ウェイド、引退試合をトリプルダブルで飾る
レジェンドの“ラストダンス”に相応しい試合だったと思う。
2018-19シーズン最終日となった現地4月10日、今季限りでの引退が決まっているドウェイン・ウェイドが36分の出場で25得点、11リバウンド、10アシストをマーク。残念ながら勝利はならなかったものの、現役最後のゲームでキャリア5度目のトリプルダブルを記録した。
ウェイドは第3Q残り45秒に10アシスト目を獲得し、トリプルダブルを達成。その時にウェイドのパスを受けてシュートを決めたのが大親友のユドニス・ハスレムだったというのが何ともドラマチックだ。
ハスレムはウェイドと同じ2003年にヒートデビューし、生涯一球団を貫いたもう1人のフランチャイズの顔で、ウェイドと同じくこの日が現役最後の試合。ヒートの粋な計らいで4年ぶりに先発出場し、2015年以来初となるダブルダブル(12得点、11リバウンド)を記録している。
「(ラストダンスは)僕が望んでいたよりもずっと素晴らしいものになった。こんな脚本は絶対に書けないよ。オスカー級の脚本だ」
– ドウェイン・ウェイド
113-94でヒートに勝利したネッツは、ディアンジェロ・ラッセルが21得点で活躍。今シーズンを42勝40敗のイースト6位で終え、プレイオフ第1ラウンドではフィラデルフィア・76ersと対戦する。
バナナボートも集結
▼アリーナ入りするウェイド
この日のバークレイズ・センターには、ウェイドのラストダンスを応援しようとレブロン・ジェイムス、クリス・ポール、カーメロ・アンソニーの「バナナボート・クルー」が集結。ウェイドがトリプルダブルを決めた際には、3人ともシートから飛び上がって喜んだ。
https://twitter.com/Ballislife/status/1116168942593236993
試合の途中では、ネッツファンとヒートファンが一丸となり「ポール・ピアースは最悪!」(Paul Pierce sucks!)とチャント。
その場にすらいなかったピアースがディスられた理由は、数日前にESPNの番組に出演した際に、「ウェイドよりも私の方が選手として優れていた。私が24歳の時にシャックやレブロンがチームメイトだったなら、5~6回は優勝できていたよ」と発言したためだ。
▼フィナーレは敵地でのスタンディングオベーション
▼最後は親友に囲まれながら
https://twitter.com/espn/status/1116164876479672320
長い間、本当にお疲れ様でした。
ボックススコア:「NBA」