D.ウェイドが7試合連続で25得点以上を獲得、「ここ数年で最も好調」
現地18日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ対マイアミ・ヒート戦は、ドウェイン・ウェイドのクラッチプレーにより、ヒートが108対104で勝利。ヒートは成績を31勝36敗とし、再びイースト7位に浮上した。
この日のウェイドは26本中13本のフィールドゴールを成功させて、チームハイの32得点を記録。試合時間残り13秒では決勝ゴールとなるフェイダウェイジャンパーを沈め、ヒートの勝利に大貢献した。
これでウェイドは過去7試合連続で25得点以上を獲得。3月に入ってからは27.5得点、5.3アシスト、2.1スティール、FG成功率51.6%を平均している。プレイオフに向けてのラストスパートで大きく調子を上げており、まるでマイアミビッグ3結成前後の頃に戻ったかのような活躍っぷりだ。本人もそのことを実感しているらしく、試合後のインタビューでは「ここ数年で最も好調」とコメントした。
「とても調子が良い。僕はこれまでに多くの批判を浴びてきた。それで第4Qに力を発揮できると自分で確信できるポイントまで、体作りに注力してきた。これはすごく大事なことなんだ。みんなが疲れてきた時間帯に、僕はレベルを一段階上げられる。年寄りのプレーヤーにとって、それができるというのは素敵なことさ」
– ドウェイン・ウェイド
今季のウェイドは第4Qにおける平均得点でリーグ1位の7.3得点を記録している。
▼ウェイド、18日ブレイザーズ戦ハイライト
▼2014-15シーズン第4Q平均得点トップ5
平均得点 | FG% | |
D.ウェイド | 7.3 | 48.7% |
L.ジェイムス | 7.1 | 49.4% |
I.トーマス | 6.6 | 46.4% |
R.ウェストブルック | 6.5 | 42.6% |
A.デイビス | 6.3 | 58.5% |
5,6年前ほどの超人的な爆発力はもうない。相変わらずスリーが苦手で、ターンオーバーの回数も多いが、ヘジテーション・ムーブやポンプフェイク、フローターといったスキルに一層と磨きをかけてきた印象だ。今のウェイドはとにかく上手い。
ウェイドが7試合連続で25得点以上を挙げたのは2010年以来初となる。この調子でプレーオフまで突っ走り、ぜひイースト第1ラウンドではキャブス対ヒートのマッチアップを実現させて欲しい。
参考記事:「ESPN」