ラッセル・ウェストブルックの57得点トリプルダブル、2017年3月29日
今からちょうど3年前、オクラホマシティ・サンダーに所属していたラッセル・ウェストブルックが歴史的なスタッツを記録した。
ウェストブルックは2017年3月29日に行われたオーランド・マジックとの試合で57得点、13リバウンド、11アシストをマーク。特にゲーム終盤での活躍ぶりが凄まじく、サンダーの14点ビハインドで迎えた第4Q残り6分以降の11分間だけで26得点を獲得し、チームを大逆転勝利へと導く。
ウェストブルックのNBAキャリアで最高のパフォーマンスだと言えるだろう。57得点、13リバウンド、11アシストは、当時のNBAで史上最多得点でのトリプルダブルだった(※この1年後にジェイムス・ハーデンが60得点TDで記録更新)。
2016-17シーズンのサンダーは、ケビン・デュラントの退団により戦力が大幅に低下していた。そんな中、ウェストブルックはオスカー・ロバートソンに次いで史上2人目となるシーズン・トリプルダブル(31.6得点、10.7リバウンド、10.4アシスト)の快挙を達成。サンダーを6位シードでのプレイオフ進出へと牽引し、チーム成績47勝35敗ながら2017年のMVPに輝いている。
カンファレンス4位シード以下のチームからMVPが選出されたのは異例で、1981-82シーズンのモーゼス・マローン(76ers)以来初。同シーズンのウェストブルックはクラッチタイムでのパフォーマンスが素晴らしく(第4Qの平均得点でリーグ首位の10.0点)、その辺りがMVP選考で大きなプラスになったと思う。
ボックススコア:「NBA」