ウェストブルックが通算トリプルダブルで歴代3位のキッドに並ぶ
ラッセル・ウェストブルックがキャリア11シーズン目にして歴代トップ3入りを果たした。
ウェストブルックは現地28日、チェサピーク・エナジー・アリーナで行なわれたクリーブランド・キャバリアーズ対オクラホマシティ・サンダー戦で23得点、19リバウンド、15アシストをマーク。レギュラーシーズン通算107回目のトリプルダブルを達成し、歴代3位のジェイソン・キッドに並んだ。
キッドが107回目のトリプルダブルまでに1247試合を必要としたのに対し、ウェストブルックはわずか760試合で到達している。
ただキッドが全盛期だった90年代後半から2000年代中盤は、NBA史上で最も「ゲームのペース」がスローな時代だった。当時は1試合の平均ポゼッション数やFGアテンプト数が今よりもかなり少なく、当然アシストやリバウンドを獲得する機会も今と比べれば少ない。なので2人を試合数という形で比較するのはフェアじゃないが、それを考慮してもウェストブルックの功績は歴代で類を見ないレベルだ(ちなみにマジックやオスカーの時代は今よりもペースが速かった)。
▼通算トリプルダブルランキング
プレイヤー | TD | 試合数 |
オスカー・ロバートソン | 174 | 1040 |
マジック・ジョンソン | 138 | 906 |
ジェイソン・キッド | 107 | 1391 |
ラッセル・ウェストブルック | 107 | 760 |
ウィルト・チェンバレン | 78 | 1045 |
レブロン・ジェイムス | 74 | 1163 |
ウェストブルックは過去2シーズンでトリプルダブルを平均。今季は膝の手術でトレーニングキャンプとプレシーズンを全休し、さらにシーズン序盤の捻挫で戦線離脱したこともあり、開幕7試合でトリプルダブルが0回だったが、復帰後は5試合中3試合でTDを達成し、シーズン平均を23.2得点/10.3リバウンド/9.8アシストと、限りなくトリプルダブルに近づけてきた。
なおこの日の試合は、ホームチームのサンダーが100-83でキャブスに快勝。今季を4連敗でスタートしたサンダーだったが、その後の16試合で13勝3敗と大きく軌道修正し、現地29日に時点でウェスト4位に浮上している。
ボックススコア:「NBA」