ワシントン・ウィザーズが3年ぶりのプレイオフ進出へ
ワシントン・ウィザーズが現地20日、キャピタル・ワン・アリーナで行われたインディアナ・ペイサーズとのプレイ・イン・トーナメント最終戦に142-115で圧勝。イースト8位シードでのプレイオフ進出を決めた。
ウィザーズがレギュラーシーズンを勝ち抜いたのは、2017-18シーズン以来3年ぶり。その年のプレイオフでは、イースト第1ラウンドでトロント・ラプターズに2勝4敗で敗れている。
この日のウィザーズは、ブラッドリー・ビールが25得点、ラッセル・ウェストブルックと八村塁がそれぞれ18得点で活躍。1点リードで迎えた第2Qを36-23で上回って主導権を握ると、続いて第3ピリオドを48-31でアウトスコア。第4Q開始時には点差を30点以上に広げ、早々と勝利をものにした。
4月上旬には、17勝32敗のイースト13位まで転落していた今季のウィザーズ。チーム順位などを予想するESPNの「バスケットボール・パワー・インデックス」(BPI)では、4月6日時点でウィザーズがプレイオフに進出する可能性がわずか0.6%と予想されていた。
プレイ・イン参加すら極めて難しいと見られていたウィザーズだったが、そこから見事な急上昇で残りシーズンを17勝6敗で勝ち越し。ESPNによると、「借金15」以上からV字回復してポストシーズン進出を果たしたケースは、プレイオフが16チーム制になった1984年以降で、今年のウィザーズが6チーム目だという。
奇跡的に8位シードを勝ち取ったウィザーズは、第1ラウンドでイースト首位のフィラデルフィア・76ersと対戦。第1戦は現地5月23日にウェルズファーゴ・センターで行われる。
ボックススコア:「NBA」