TunaDrama
  • Home
  • ブログ
  • News
  • Video
  • FIBA
  • Twitter
  • Facebook
ティム・ダンカン
2013 6 2

ティム・ダンカンって最高だよね…

スパーズ, ティム・ダンカン 6

現NBAでティム・ダンカンほど愛されているプレイヤーは他にいないと思う。各地のスポーツ記事やネットのフォーラムなどをみても、ダンカンが悪く書かれていた試しがほとんどない(プレイスタイルが退屈だという意見以外は)。

基礎に忠実で安定感のあるプレースタイル、チームプレー第一の献身的な姿勢、勝利へのストイックさ…。ダンカンは、「プロフェッショナル」という言葉が最も似合うNBA選手ではないだろうか。

輝かしい実績

確かにダンカンは、アレン・アイバーソンやコービー・ブライアントなど、同世代の他のスーパースターたちに比べると、華やかさがないかもしれない。だが、彼がこれまでのNBAキャリアで築き上げてきた功績は、コービーに少しも劣らないどころか、むしろ上回っているとすらいえる。

ティム・ダンカン 新人王
新人王を受賞し歓喜の表情のダンカン: via imgur

4度のNBA制覇とファイナルMVP受賞3回、シーズンMVP受賞2回、新人王。14回のオールNBAチームとオールスター選出、13回のオールディフェンシブチームなど、挙げはじめるときりがない。

また、スパーズはダンカンが入団して以来16年間、プレイオフを1度も逃したことがなく、その内の15シーズンで50勝以上あげている。

なによりも、ダンカンはその間にずっとチームの大黒柱であり続けた。これほどまでに、1チームにとって価値ある選手が、ジョーダン以降にいただろうか?

コービーの方が優勝経験は多いが(5回)、その内の3回はシャキール・オニールというチートすぎるセンターがいたからこそのことだ。

ジョーダンにはピッペン、コービーにはシャックがいた。その一方で、ダンカンはスーパースター級のサポートなしに、4度の優勝をやってのけた(パーカーとジノビリがいたが、ピッペン/シャック級の選手とは到底言えない)。

小さい頃の夢は水泳選手

アメリカ領ヴァージン諸島のセント・クロイ島という島で生まれ育ったダンカン。少年期の夢は、NBA選手ではなく、プロの水泳選手になることだった。

姉の影響で幼いころから水泳を始めたダンカンは、オリンピック出場を目標にしながら、日々練習に励んでいたという。小学生の頃には、400m自由形で全国区の選手にまで成長した。

しかし、1989年に巨大ハリケーン「ヒューゴ」がセント・クロイ島を襲い、島で唯一の国際大会用プールが破壊されてしまう。そのことが原因で、ダンカンは水泳に対する情熱を完全に失ってしまい、その後、彼が再び水泳の試合に出場することはなかった。

そしてダンカンは、14歳になってから、本格的にバスケットボールの世界に足を踏み入れることとなる。他のNBA選手と比べるとかなり遅めスタートだったが、そのわずか9年後には若きエースとしてスパーズをNBA制覇に導き、ファイナルMVPの称号を手にした。

ダンカン 車いすバスケ
戦争で負傷した兵士たちと車椅子バスケを楽しむダンカンとスパーズメンバー: imgur.com

死んだ母との約束

名門ウェイク・フォレスト大に進学したダンカンは、2年目にしてレイカーズからドラフトへのアーリーエントリーを勧められるほどのプレイヤーになった。普通の選手であれば、迷うことなくそのチャンスに飛び乗るところだが、ダンカンは大学に残ることを選んだ。死んだ母との約束があったからだ。

ダンカンの母親は、彼が14歳のときに乳がんを患いこの世を去った。彼女が日頃から息子に言い聞かせていたことは、「大学だけは卒業するように」ということ。NBA入りが低年齢化傾向にあった時代の中で、ダンカンは母の遺志に従い、大学を卒業した。

▼腕があることに突然気が付いたダンカン

チームのためなら減俸もいとわない

ダンカンは2012年に、スパーズと3年間/3000万ドルの契約を結んだ。今年で37歳、選手としてのピークをやや過ぎたダンカンだが、今季の17.8得点、9.9リバウンドという成績からもわかるように、他のチームにいけば(考えたくもないが)もっと給料をもらえたことは確実だと思う。

だが彼はもう一度優勝を狙うため、少ない契約金でスパーズに残り、チームの充実を最優先に選んだ。ちなみに同世代のケビン・ガーネット(36)は、同じ時期にセルティックスと3年間/3600万ドルの契約を結んでいる。

▼ダンカンのベスト・モーメント

ダンカンを愛すべきでない理由があったらぜひ教えてほしい。

ソース:「bleacherreport.com」、「nba.com」

【WNBA】超大型新人ブリトニー・グライナー、デビュー戦で2発のダンク ペイサーズがワンマンのヒートに圧勝、シリーズ決着は第7戦に

Related Posts

スパーズ プレイ・イン

ブログ

スパーズとホーネッツが2022プレイ・イン・トーナメント初戦敗退

スパーズ ナゲッツ トレード

ブログ

3チームがトレード合意、シューターのブリン・フォーブスがスパーズからナゲッツに移籍へ

ケイタ・ベイツ・ディオップ

ブログ

ケイタ・ベイツ・ディオップがLAL戦でFG11本ノーミス、今季スパーズで初の30得点超え

デジャンテ・マレー リーグ最多

ブログ

デジャンテ・マレーが今季6回目のトリプルダブル、ヨキッチと並んでリーグ最多

特集

  • ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    ベスト・オブ・NBA: ニコラ・ヨキッチの多彩なパス

    2017年10月14日
  • スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    スパーズのポポビッチHC、通算勝利数でNBA歴代コーチ1位に「私個人ではなく我々の記録」

    2022年3月13日
  • 歴代NBA選手の通算勝率ランキングTop10

    歴代NBA選手の通算勝率ランキングTop10

    2020年5月12日
  • 2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2016年オールスターのスラムダンクコンテストが何度見ても最高すぎる

    2021年9月1日
  • NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    NBAで最も多くのブザービーターを決めた選手は誰?

    2020年2月19日
  • トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    トニー・パーカー 「ありがとう、サンアントニオ」

    2018年9月7日
  • ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    ベスト・オブ・NBA:デマー・デローザンのフットワーク

    2017年9月10日
  • ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    ポール・ピアース 当時のセルティックスとレイ・アレンの関係を語る

    2015年4月18日
  • ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    ビンス・カーターの引退とNBAのリアクション

    2020年6月27日

NEW

  • ウォリアーズ マブス 第3戦 2022ウォリアーズが3年ぶりのファイナル進出に王手、マブスはドンチッチが再び40点ゲームも敗北
  • 2021-22 オール・ディフェンシブ・チーム2021-22NBAオール・ディフェンシブ・チーム:ブリッジズやジャクソンJr.ら若手が初選出
  • ウォリアーズ マブス 第2戦【ウェスト決勝第2戦】ウォリアーズが後半17点ビハインドからマブスに大逆転、シリーズ2勝0敗
  • セルティックス ヒート 第2戦 2022スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
  • ウォリーアズ マブス 第1戦【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
  • オール・ルーキー・チーム 2021-222021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
  • マジック 1位指名オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
  • マブス サンズ 第7戦マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • ウォリーアズ グリズリーズ 第6戦 2022クレイとルーニーの活躍でウォリアーズが第6戦快勝、3年ぶりのカンファレンス決勝進出へ
  • マブス サンズ 第6戦マブスがサンズとの第6戦に圧勝、今季プレイオフ第一号の第7戦突入へ

ポピュラー

  • 2021-22NBAオール・ディフェンシブ・チーム:ブリッジズやジャクソンJr.ら若手が初選出
    2021-22NBAオール・ディフェンシブ・チーム:ブリッジズやジャクソンJr.ら若手が初選出
  • 【ウェスト決勝第2戦】ウォリアーズが後半17点ビハインドからマブスに大逆転、シリーズ2勝0敗
    【ウェスト決勝第2戦】ウォリアーズが後半17点ビハインドからマブスに大逆転、シリーズ2勝0敗
  • スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
    スマート&ホーフォード復帰のセルティックスが第2戦でヒートに圧勝、シリーズ1勝1敗に
  • 2021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
    2021-22シーズンのオール・ルーキー・チーム発表、トップ5位指名中4人が1stチーム入り
  • オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
    オーランド・マジックに18年ぶりの幸運、2022年NBAドラフト1位指名権獲得
  • マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
    マブスがサンズとの第7戦で記録的な大勝利、11年ぶり5度目のウェスト決勝進出へ
  • カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
    カワイ・レナード、やっぱり手が巨大だった
  • 【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
    【フォーブス誌調べ】歴代アスリートの生涯収入ランキング: ジョーダンが今なお1位
  • ウォリアーズが3年ぶりのファイナル進出に王手、マブスはドンチッチが再び40点ゲームも敗北
    ウォリアーズが3年ぶりのファイナル進出に王手、マブスはドンチッチが再び40点ゲームも敗北
  • 【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝
    【2022ウェスト決勝】ドンチッチを封じ込めたウォリアーズがマブスとの第1戦に圧勝

ランダム

  • ハーデン オリンピックウェストブルックとハーデンがオリンピックへの出場を辞退
  • ナゲッツ 記録ナゲッツが3P成功数で球団新記録
  • スターン アンケート調査【アンケート】D.スターン・コミッショナーに対する米国民評価、シアトルとオクラホマで真逆の結果に
  • ウェストブルック 平均トリプルダブルラッセル・ウェストブルックが2年連続でのシーズンTD達成
  • アンソニー・デイビス 太陽ダンク【画像】太陽をリングに叩き込むアンソニー・デイビス

アーカイブ

About

  • Home
  • Privacy Policy
  • About

NBAサイト&ブログ

  • Bulls Fan in Japan (シカゴ・ブルズのファンサイト)
© TunaDrama 2022
Powered by WordPress • Themify WordPress Themes