クレイ・トンプソンが爆発、ウォリアーズがスパーズ本拠地で勝利
スパーズ対ウォリアーズのセミファイナル。第2戦はウォリアーズが取り、シリーズを1-1のタイに戻した。
スポーツの世界で「たられば」は意味を持たないが、もし第1戦でスパーズの奇跡のカムバックがなければ、今頃ウォリアーズが2-0でリードしていたはずのこのシリーズ。両試合とも、とにかくウォリアーズのオフェンスが、スパーズのディフェンスを圧倒している。特にウォリアーズのバックコート陣に対して、スパーズは何の対策も見いだせていない。
前の試合と同様、ウォリアーズが大量リードをつけた後にスパーズがカムバックするという展開となった第2戦。一時は20点あった点差が第4Q残り4分で6点差にまで縮まり、再び大逆転劇を匂わせたが、そこからステファン・カリーが5連続得点を挙げ試合をクローズした。
ただし、この日のヒーローはステファン・カリーではなく、クレイ・トンプソンだ。トンプソンはこの試合でキャリアハイとなる34得点、14リバウンドをマーク。9本中8本のスリーポイントを決め、まるでカリーが乗り移ったかのようなパフォーマンスをみせた。
ESPNによると、これまでにプレイオフで34得点、14リバウンド以上をマークしたガードは、ジョーダン、コービー、ビンス・カーターの3人だけでだという。
ちなみに、ウォリアーズがスパーズの本拠地で勝利したのは、1997年以来30試合ぶりとなる。以下の画像は、1997年当時のステファン・カリー(左)とクレイ・トンプソン(右)の写真。
最後にウォリアーズがサンアントニオで勝ったとき、カリーは9歳、トンプソンは7歳だった。
画像:「ウォリアーズInstagram」