スパーズがマブスに112-83で圧勝、今季ホームで24勝0敗
サンアントニオ・スパーズが現地17日、本拠地AT&Tセンターでダラス・マーベリックスを破り、11連勝を達成。今季ホーム無敗を維持して成績を36勝6敗とし、リーグ首位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(37勝4敗)まで1.5ゲーム差に迫った。
試合序盤は、いつものごとくスロースタートを切ったスパーズに対して、同じくマブスも不調気味な立ち上がり。第1Qは両チームともスリー成功数0本(0/10本)を記録し、スパーズがFG22本中5本の14得点、マブスがFG23本中7本の16得点というロースコアで最初のピリオドを終える。
第2Qになると両者ともオフェンスがやや回り始め、中盤までリードを奪い合う互角の戦いとなるが、マブスの2点リードで迎えた前半残り4分50秒から、スパーズが相手のフィールドゴールを1本に抑える好守備を披露。17-5のランでハーフタイムまでに10点差を獲得した。
後半は、第2Qの勢いを維持したスパーズが主導権を掌握。ラマーカス・オルドリッジがアグレッシブにローポストを攻めて11連続得点を挙げると、カワイ・レナードとボリス・ディアウも第3Qにそれぞれ7得点と6得点を獲得。
▼ダンカンもディフェンスで貢献
スパーズはクォーターを32-20でアウトスコアして、第4Q開始までに22点差を奪うと、その後もセカンドユニットがさらにリードを拡大し、今季11回目となる25点差以上での圧勝を収めた。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
DAL | 16 | 20 | 20 | 27 | 83 |
SAS | 14 | 32 | 32 | 34 | 112 |
ダンカン、パーカー、ジノビリのビッグスリーがFG成功率19%の11得点にとどまったこの日のスパーズは、オルドリッジ(23得点)とレナード(15得点)、ディアウ(16得点)の3選手がフィールドゴール37本中20本成功でオフェンスを牽引。特に後半のオルドリッジのローポストアタックは、マブスのビッグマンたちにとって完全にミスマッチだった。
▼オルドリッジ&レナード
ボバンに初T
第4Q中盤、ルーキーのボバン・マリヤノヴィッチがキャリア初のテクニカルファウルを取られた。ジェレミー・エバンスにダンクを叩きこんだ際、ハグをしながら睨みつけて威嚇したのと、リムにぶら下がったのが理由とみられる。
この少し前に、ボバンはエバンスに2度ブロックされており、リベンジダンクで気持ちが高ぶってしまったのだろう。
それにしても、ダニー・グリーンがなかなか安定しない。この試合でもスリー成功数0本(4本中)で4得点に終わった。
ただディフェンスは相変わらず優秀で、試合序盤にはダーク・ノビツキーのフェイダウェイをブロック。
さらに第4Qには、カイル・アンダーソンのアリウープパスからワンハンドダンクを決めるファインプレーをみせた。
25日のウォリアーズ戦では、グリーンのシューティングが爆発してくれることを祈りたい。
ボックススコア:「NBA」