クリス・アンダーセン、児ポ所持の疑い晴れ不起訴に
2012年プレイオフの真っただ中、当時デンバー・ナゲッツに所属していた「バードマン」ことクリス・アンダーセンは、現地警察から家宅捜査を受けた。第1ラウンドの6戦目が始まる直前のことだ。罪状は、児童ポルノ所持の疑い。
この件に関してコロラド州ダグラス群地検は18日、当初から「誰かにハメられた」と無実を訴えていたアンダーセンに対し、不起訴処分にする決定を下した。捜査の結果、どうやらアンダーセンは「ネット上のなりすまし」の被害者だったことが明らかになったようだ。
『Denver Post』紙によると、犯人はカナダ人の女性。オンライン上でアンダーセンになりすまし、ギフトや関係を求めたり、脅迫などを行っていたというが、今のところ事件の詳細はほとんど公開されていない。現在この女性は別件で起訴されている。
何はともあれ、アンダーセンの潔白が証明され本当に良かった。過去にアンダーセンが薬物規定違反で2年間の出場停止処分を受けたこともあってか、最初に児ポ所持疑惑のニュースが飛び出した時は、嫌疑の目を向ける人が少なからずいたからだ。『疑わしきは罰せず』の精神は大切である。
昨季のアンダーセンはマイアミ・ヒートのロールプレーヤーとして活躍し、ヒートの2連覇に大貢献した。
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ソース:「Denver Post」