デイビッド・ウェエストがスパーズ移籍、ジノビリも再契約を宣言
フォワードのデイビッド・ウェエストが現地6日、サンアントニオ・スパーズと契約を結ぶ決断を下した。
NBA.comの報道によると、オファー内容は1年/140万ドルのミニマム契約となる見通し。ペイサーズとの来季1260万ドルという高額プレーヤーオプションを放棄しての移籍となる。
信じられないほどのペイカットを選んだわけだが、デイビッドはお金よりもチャンピョンシップ獲得を最優先にしたようだ。FA交渉が始まった現地7月1日、インディアナの地元メディアのインタビューで、契約オプトアウトについて次のように語っていた。
「今はとにかく勝ちたい。今のペイサーズがタイトルレースに参加できるとは思えないんだ。来季は13シーズン目で、35歳になる。インディアナに移籍した当時は、優勝まで届きそうな希望があり、数年の間チームはとても高いレベルでプレーできた。だけど現時点でペイサーズが勝てるポジションにいるかと言われれば、確信が持てない。チームに残って、優勝のチャンスを掴めると思えなかった」
「今は勝利がすべて。プレーオフ進出を目指して戦うだけのポジションにはいたくない。ちゃんとファイナル進出の可能性を感じられる所にいたいんだ」
– デイビッド・ウェエスト
昨季のウェストは、66試合の出場で11.7得点、6.8リバウンド、3.4アシストを記録。ディフェンスがやや弱点ではあるが、ポストアップからエルボーでのスポットアップショットまで幅広くこなせるハイブリッドなオフェンスプレーヤーだ。
このレベルの選手がミニマムサラリーで契約してくれるとは、もはやチートにも思えてくる。スパーズは、スプリッター&ベインズからオルドリッジ&ウェストへと、フロントコートのオフェンスを大きく強化することに成功した。
ジノビリ、リターン!!
ウェストの移籍発表と同日、引退か否かで注目されていたマヌ・ジノビリが、自身のTwitterで現役続行を宣言した。
「来シーズン戻ってくることを喜んで発表しよう。#go spurs go #ダンカンは僕がいないとすごく寂しがるだろうから」
– マヌ・ジノビリ
契約の内容は、2年/570万ドルで、2年目がプレーヤーオプションとなる様子。これで少なくともあと1年は、ビッグ3+ポポビッチHCのバスケを見れる。
2015-16スパーズ: ティム・ダンカン(2015オールディフェンシブ2ndチーム、2002,03MVP)、カワイ・レナード(2015DPOY、2014FMVP)、ラマーカス・オルドリッジ(2015オールNBA2ndチーム、4年連続オールスター)、トニー・パーカー(2007FMVP)、ダニー・グリーン(ファイナル3P成功数記録保持者)、マヌ・ジノビリ(2008シックスマン・オブ・ザ・イヤー)、ボリス・ディアウ(2006MIP)、パティー・ミルズ、デイビッド・ウェスト、カイル・アンダーソン…。
HAHAHA!
Image by Basketball Schedule/Flickr
参考記事:「Yahoo Sports」