NBAがドラフトロッタリー2020を無期限の延期へ
NBAでは現地5月1日、今月19日にシカゴで開催が予定されていたドラフトロッタリー2020の延期が正式に決まった。
リーグはドラフトロッタリー延期の期間について、「イベントに関するさらなる情報は後日共有します」と声明文で発表。「今後も新型コロナのパンデミックの状況を綿密に観察しながら、感染症専門医や公衆衛生のエキスパート、政府関係者らと協議を続けていく」としている。
NBAは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月12日にシーズンを中断。今でもロックダウンが続いている。
なので今回のドラフトロッタリー延期については大方の予想通り。レギュラーシーズンのスケジュールが1カ月ほど残っているため、現時点では最終順位が出せず、各チームのドラフト指名権の抽選確率を決められない状態。6月25日に開催予定の2020NBAドラフト会議に関しては、まだ正式な延期決定はされていないが、こちらも時間の問題だろう。
2019-20シーズンについては、依然として再開の目途は立っていない。ロックダウン突入当初は「6月から無観客で再開可能か」などといった楽観的な意見も多く見られたが、そこから7週間以上経った今でも、チーム練習再開すら程遠いのが現状。今後1~2カ月での再開はさすがに難しいように思える。
このままシーズンがキャンセルとなる可能性もある中、チームオーナーやファンたちはもちろん、選手たちも多くがシーズン再開を望んでいる様子。NBAの顔であるレブロン・ジェイムスもその一人だ。
「『一部のNBAエグゼクティブやエージェントがシーズン中止を望んでいる』、というニュースをいくつか耳にした。そんなのはデタラメだ。僕の知る限り、誰もシーズンを中止すべきなんて言っていない。安全が確保されるなら、僕たちはすぐにでもシーズンを再開したいと思っている。僕はそのための準備をしているし、僕のチームもそれは同じ。シーズン中止なんてとんでもないよ」
– レブロン・ジェイムス
なおESPNによると、NBAは2019-20シーズン再開か否かにかかわらず、翌2020-21シーズンの開幕を12月にまで遅らせるべきかどうかで協議しているとのことだ。
参考記事:「NBA」