新型コロナウイルスがNBAにも影響、ファンとのハイタッチ自粛を選手たちに通達
世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルスが、ついにNBAにも影響を及ぼし始めている。
ESPNによると、NBAは選手たちに向けた短期的なウイルス感染予防策の一つとして、ファンたちとの接触を極力避けるよう各球団に通達したとのこと。「ファンとの交流はハイタッチの代わりにフィストバンプで」、「サインを求められた際には、ペンやボール、ユニフォームを受け取らないこと」といった内容だという。
またNBAはアメリカ疾病予防管理センターや感染病の専門家らと協議中で、今後の感染拡大次第では、2020年のドラフトコンバインや海外でのスカウティング・イベントなどが規模縮小または中止となる可能性もあるそうだ。
すでにコロナウイルス対策を講じている選手もいる。ポートランド・トレイルブレイザーズのCJ・マッカラムは、オレゴン州ポートランド近郊のレイクオスウィーゴで感染者が確認されたことを受け、しばらくファンからのサインには応じないことを発表した。
「コロナウイルスがついにオレゴンに来た。具体的にはレイクオスウィーゴに。みんな石鹸で20秒以上手を洗い、咳をする際は口を覆うよう心掛けよう。しばらくサインには応じないことに決めました」
その一方で、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーは、サインやファンとのハイファイブについてそれほど心配していない様子で、これまでと対応を変えるつもりはないとコメント。またボストン・セルティックスのケンバ・ウォーカーは、用心するとしながらも、「これからもサインには応じるつもり。ただ自分のペンを持ち歩くかもしれない」と話した。
参考記事:「ESPN」