【GS vs. LAC第7戦】クリッパーズがウォリアーズに競り勝ちWCセミファイナル進出!!
ロサンゼルス・クリッパーズとゴールデンステイト・ウォリアーズのシリーズ最終対決となった3日の第7戦。クリッパーズが126対121で大接戦を制し、2年ぶりのプレイオフ2回戦進出を果たした。
両者の対戦らしく、試合はハイテンポなペースでスタート。まずはウォリアーズが主導権を握り、最初の12分で32対22と10点のリードを奪う。クリッパーズは何とか食らい付くも、前半終了直前にステファン・カリーの4点プレーが炸裂し、ウォリアーズの8点リードで折り返しを迎えることとなった。
▼カリーの4点プレー
▼ワン、ツー、スリー、フォー…
しかし後半に入ると、クリッパーズが徐々に点差を詰め始め、第3Q半ばでついに逆転する。そこから両者一歩も譲らぬ一進一退の攻防を展開し、ウォリアーズ1点リードで迎えた最後の4分。クリッパーズのビッグマンコンビがゲームをテイクオーバーした。
ブレイク・グリフィンとデアンドレ・ジョーダンが怪我で手薄なウォリアーズのインサイドを圧倒し、アリウープやブロックショットなどファインプレーを連発。クリッパーズは試合の流れを大きく引き寄せることに成功する。
そして勝負の決め手となったのが、残り57秒でグリフィンがみせた渾身のレイアップだ:
カウントワンスローには失敗したものの、これでクリッパーズのリードは5点に広がり、スタジアムは一気に勝利ムードに。その後のファウルゲームでもクリッパーズはきっちりとフロースローを沈め、7試合に渡る死闘に終止符を打った。
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
GS | 32 | 32 | 20 | 37 | 121 |
LAC | 22 | 34 | 31 | 39 | 126 |
▼感情を爆発させるドック・リバースHC
この日のクリッパーズは特にビッグマンの活躍が目覚ましく、グリフィンが24得点/6アシスト/3ブロック/3スティール、ジョーダンが15得点/18リバウンド/3ブロックを記録!!クリス・ポールは22得点/14アシスト/4スティールをマークし、今シーズン最大の山場で司令塔としての仕事を完璧にこなした。
また第7戦のクリッパーズはサポート陣も絶好調で、J.J.レディックが20得点、ジャマール・クロフォードが22得点をそれぞれ獲得している。
▼グリフィンとジョーダンの第4Qテイクオーバー
一方のウォリアーズは、ステファン・カリーがゲームハイの33得点をマーク。他にもドレイモンド・グリーンの24得点を始め、スターター全員が二桁台の得点を記録する好パフォーマンスをみせたが、ゲーム終盤でインサイド陣の人員不足が大きな痛手となった。
.@LAClippers hold on for #Game7 win over @warriors, advance to second round. #TheTen: http://t.co/S0ooLROSmF pic.twitter.com/MnmTKXDWLj
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2014, 5月 4
クリッパーズは、グリズリーズに勝利したオクラホマシティ・サンダーとウェスタンカンファレンスのセミファイナルで対戦する。第1戦は現地5日にサンダーの本拠地で行われる。
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本当にクリッパーズおめでとうだけど、その一方でカリーの活躍をもっと見たいという気持ちも大きい。どちらにせよ、最高のシリーズが見られたので大満足だ。
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