【MIA-CHA第3戦】ホーネッツが2002年以来初のプレーオフ白星
シャーロット・ホーネッツが現地23日、本拠地タイム・ワーナー・ケーブル・アリーナで行なわれたマイアミ・ヒートとのプレーオフシリーズ第3戦に96-80で圧勝。バロン・デイビスがチームリーダーだった2002年のECセミファイナル以来14年ぶりとなるプレーオフでの勝利を手にした。
カミンスキーがテイクオーバー
試合前日、ホーネッツのスティーブ・クリフォードHCは、球団オーナーのマイケル・ジョーダンとアソシエイト・コーチのパトリック・ユーイングから一つのアドバイスを受けていたらしい。「ルーキーのフランク・カミンスキーにもっとポストアップさせろ」:
「殿堂入り選手が2人いて、2人とも『フランクにポストアップさせろ』と言っているんだ。フランクをポストアップさせるしかないだろう」
– スティーブ・クリフォード
この戦略は第3戦で見事に功を奏した。
51-51の同点で迎えた第3Q中盤、カミンスキーはドウェイン・ウェイドやジャスティス・ウィンズロウを相手にミスマッチを突きながら果敢にインサイドをアタックし、クォーター終了までの8分間で13得点を獲得。この間にホーネッツは24-7のランを仕掛けて17点リードを奪うと、第4Qもそのまま大量点差を維持したまま余裕の勝利を収め、シリーズを1勝2敗とした。
▼カミンスキー、15得点
Q1 | Q2 | Q3 | Q4 | ||
MIA | 28 | 16 | 14 | 22 | 80 |
CHA | 29 | 20 | 26 | 21 | 96 |
ホーネッツはカミンスキーを含め、合計6選手が二桁得点を獲得。ジェレミー・リンがチームハイ18得点、ケンバ・ウォーカーが17得点/7アシスト、マービン・ウィリアムズが12得点/14リバウンドのダブルダブルをあげている。シュート成功率は低かったものの、試合を通してミスが極めて少なく、チーム全体でターンオーバー数がわずか3回のみだった。
▼ジェレミー・リン
一方のヒートは、ルオル・デンが19得点/8リバウンド、ハッサン・ホワイトサイドが13得点/18リバウンド/4ブロックを記録。2勝1敗となったシリーズの第4戦は、現地25日に再びシャーロットで行なわれる。
ボックススコア:「NBA」